女性のなかには、偏頭痛など頭痛もちのひとは多いものですが、実際に病院に行ったことのあるひとは少ないでしょう。
2011年、globeのKEIKOもある日激しい頭痛で病院へ運ばれ、手術を受けました。その病名は『くも膜下出血』。発病すると致死率が高いこの病気ですが、その予兆も「頭痛」なのです。
そこで、すぐ病院に行ったほうがいい「危険な頭痛」のサインをご紹介します。

 

若い女性を襲う『くも膜下出血』

 

2011年10月、globeのKEIKO(当時39歳)が首の後部に激痛を訴え、救急車で運ばれました。病名は『くも膜下出血』。
翌日、5時間に渡る緊急手術を受け一命を取りとめ、同12月には無事退院。早期発見が功を奏し、後遺症もほとんどなく順調に回復しているそうで、最近は自宅で歌を口ずさんだり、ツイッターでも頻繁につぶやいたりしています。

しかし、この『くも膜下出血』は致死率が3〜4割程度と非常に高く、発覚したときにはすでに手遅れの場合が多いのです。KEIKOは幸い回復に向かっていますが、この病気で亡くなった有名人はたくさんいます。

●1999年、Gacktが所属していたビジュアル系バンド『マリスミゼル』のドラマーKami(年齢不詳)がこの病気で突然死去。
●2010年に突然倒れ、37歳の若さで死去した巨人の木村拓也内野守備走塁コーチ。
●1998年、R&BシンガーDOUBLEのSACHIKOがわずか25歳で死去。

医学博士の川上智史先生によると、『くも膜下出血』は高齢者に多いように思われがちですが、実は40〜50代に多く、さらに20代や30代も全体の16%程度を占めるといいます。とくに「喫煙する」「細身」の「女性」は発症率が高くなっているそうですから、アラサー女子も他人事ではありませんね。

なぜこの条件の女性の発症率が高いのでしょうか?
「喫煙する、細身の女性で共通しているのは血管が細いかたが多いということ。血管が細いと、脳への血流が阻害されやすいのです。
喫煙をすると血管が収縮してしまいます。それに伴って一時的に血圧が上昇しますので、そのときに脳に動脈瘤という血管のコブのようなものが出来てしまい、それが破けて出血を起こしてしまうのです。
また細身の女性というとどのようなイメージがありますか? 恐らく大半の方は色が白い女性を想像するのではないでしょうか?
細身で色が白いということは血管も細いということです。ですからその分血管に負担がかかると出血する可能性が高いのです」(川上先生)

血管が細いということは、くも膜下出血以外にもさまざまな病気のリスクがあるので、自覚があるかたはとくに注意が必要ですね。

 

危険な頭痛を見分けるポイント

 

『くも膜下出血』を早期発見するには、頭痛が鍵となります。ですが、頭痛は国民病とも言われ、日本人の4人に1人が偏頭痛もちというデータもあるほど。では、「普通の頭痛」と、「くも膜下出血の予兆である頭痛」の違いはあるのでしょうか?

多くの『くも膜下出血』の患者さんは、「普段と違う、突然後ろからハンマーで殴られたようなものすごい頭痛」を感じたといいます。何時何分に始まったとはっきり言えるような突然の頭痛は、非常に危険なのですぐ病院へ行ってください。

KEIKOの場合も、普段と違う激しい頭痛に、夫の小室哲哉が異常を察知しすぐに救急車を呼んだのが、彼女の命を救ったといえるかもしれません。

これ以外にも、酔っていないのにろれつが回らない(脳梗塞の予兆の場合も)、頭痛が始まってから一瞬意識を失ってしまう、ものが2重に見える、まぶたが急に開きにくくなる、といった症状が出ることもあるようです。

また、ここまで顕著な症状のない頭痛も予兆になり得ます。以前は我慢できたのにだんだん酷くなり薬を飲まないといられなくなった、最近薬が効かなくなってきたなどは要注意ですから、一度脳神経外科で検査をしておくと安心です。

 

季節の変わり目は要注意!

 

連日続いた猛暑から急激に温度が下がった今年の9月。実は、このようなタイミングは、『セプテンバーリスク』と呼ばれ、血管が急激に収縮するため脳や血管に異常を起こしやすいといわれています。

「とくに寒くなってきたこの季節は冷えた体を温めようとして一気に血圧が上昇しますので、非常に危険です。できる限り部屋の中では温度を一定にするようにしましょう。急激な血圧の上昇を防ぐために体の冷えを取ることも重要です」(川上先生)

いつもと違う頭痛が起きたら、迷わず脳神経外科へ行ってくださいね!

◆心の病気にも気をつけたい!
他人から心配される快感?「悲劇のヒロイン願望」に潜む心の病気(取材)
医学博士 川上智史
北里大学大学院医療系研究科医学専攻博士課程修了
予防医学を専門とし、一般向けに学術講演を行い予防の重要性に対して啓発を続ける。またアンチエイジングアドバイザー、メディカルアドバイザーとして医学的に「美と健康」を追求。軽快な講義と巧みな話で聴講者を飽きさせず女性を中心に人気を集めている。

Written by 杉本レン
Photo by cockatiella la

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