日本では、1989年の竹下政権のころに3%の消費税が導入されました。タレント・DAIGOのおじいちゃんですね。その後、1997年の橋本政権のころに5%へ引き上げられます。
そして2012年、民主党の野田政権によって消費税増税が推し進められています。与野党から強い反発を受け、多くの離党者を出すのではないかとのこと。
このまま日本の消費税は上がってしまうのでしょうか……。そこで、世界14カ国の「消費税事情」をリサーチしてみました。

 

世界14カ国の消費税事情まとめ

 

今、日本の政局は「消費税増税」でゆれていますね。どんな決着となるのか、目が離せない展開です。

しかし、日本の騒動にばかり注目していてはいけません。日本の未来を考えるためにも、世界の消費税を見てみましょう。その国の経済規模を示す指標とされている「GDP(国内総生産/国内の生産活動による商品・サービスの合計額)」とともに発表いたします。
※ GDPは2011年のもの、単位は10億USドル

●アメリカ(GDP1位 15,094.03)

税率は州や市によってSales Tax(小売売上税/消費税に相当するもの)が異なる。たとえばニューヨーク州の州税は4%。ニューヨーク市内になると市税4.5%が上乗せされ8.5%に。さらに、メトロポリタン地区追加税の0.375%が加わり、小売売上税が8.875%になることも。カリフォルニアは最も高額で8.25%。アラスカ、モンタナ、ニューハンプシャー、オレゴン州は0%。
(参考)【アメリカの税金 - 旅の予算 | 地球の歩き方】
http://www.arukikata.co.jp/money/guide/US/prices/5.html

●中国(GDP2位 7,298.15)

特定商品(エネルギーを大量に消費する商品、過度に消費すると悪影響を与えると考えられる商品、ぜいたく品など)に限定して消費税がかかる。たとえば、200本・50元以上のたばこは45%(それ以下なら30%)。化粧品は30%。宝石やアクセサリーは5%。
(参考)【中国税務事情:消費税|上海ビジネスフォーラム【SBF】異業種交流会】
http://www.sbfnet.cn/useful/accounting/03.html

●ドイツ(GDP4位 3,577.03)

2007年、国債を減らすという目的でVAT(付加価値税/消費税に相当するもの)が16%から19%に引き上げられた。その代わり、食料品や生活必需品の税率は軽減され7%に。たとえば、牛乳は7%、ワインは19%、肉は7%、ロブスターは19%。
(参考)【付加価値税は引き上げられるのか|ドイツ生活情報満載!ドイツニュースダイジェスト】
http://www.newsdigest.de/newsde/news/featured/2132-776.html

●フランス(GDP 5位2,776.32)

VAT(付加価値税/消費税に相当するもの)は19.6%。ただし、書籍、絵画、食用を除く農水産品、一部のサービスなどは7%。食料品、身体障害者用機器などは5.5%。一部の医薬品などは2.1%。
(参考)【税制 - フランス|ジェトロ】
http://www.jetro.go.jp/world/europe/fr/invest_04/

●ブラジル(GDP 6位2,492.91)

各州によってICMS(商品流通サービス税/消費税に相当するもの)が異なる。たとえば、サンパウロ州では大半の製品は18%、ぜいたく品は25%。また、市に収めるISS(サービス税/サービスに対する消費税に相当するもの)という2〜5%の税もあり、課税額は市が定める。
(参考)【税制 - ブラジル|ジェトロ】
http://www.jetro.go.jp/world/cs_america/br/invest_04/

●イギリス(GDP 7位 2,417.57)

VAT(付加価値税/消費税に相当するもの)は20%。ただし、国内用燃料・電力、省エネルギー資材の導入、安全・保護用具(子供用カーチェア)などは5%。食料品(※アルコール飲料、アイスクリーム、調理済み食品、ミネラル水などは標準税率)はゼロ%。子供用衣料・靴、書籍、新聞、公共交通などもゼロ%。
保険、教育・トレーニングやチャリティーイベント(条件付き)、歯科医による治療などは非課税。法定価格・料金(MOT検査など)、チャリティーによる無償福祉サービス、無償の寄贈品などは不課税。
(参考)【関税制度 - 英国 |ジェトロ】
http://www.jetro.go.jp/world/europe/uk/trade_03/

●イタリア(GDP 8位 2,198.73)

VAT(付加価値税/消費税に相当するもの)の21%。ただし、新聞・本、紅茶、医療補助器具、生鮮野菜、牛乳、マーガリン、チーズ、バター、オリーブ油、パン、パスタなどは4%。ホテル、バール、レストラン、観光向け商品、家畜、食肉、ハム、建物、小麦粉、コメ、薬、肥料、観葉植物、果物、鮮魚、映画、卵、酢、砂糖などは10%。
2012年10月1日から標準税率21%は23%に、10%は12%に引き上げ。また2013年1月以降も同様の税率が適用される予定(債務削減が進めば実施されない予定)。
(参考)【税制 - イタリア|ジェトロ】
http://www.jetro.go.jp/world/europe/it/invest_04/

●ロシア(GDP 9位 1,850.40)

VAT(付加価値税/消費税に相当するもの)は18%。ただし、食料品や子供用品、一部医療機器を含む一定の商品、役務、サービスは10%。石油製品、エチルアルコール、アルコール飲料、たばこ類、乗用車等は、物品税がかかる。税率は従量税率。
(参考)【税制 - ロシア | ジェトロ】
http://www.jetro.go.jp/world/russia_cis/ru/invest_04/

●カナダ(GDP 10位 1,736.87)

GST(連邦・商品サービス税/消費税に相当するもの) は5%。ただし、基本的な食料品(ミルク、ブレッド、野菜など)、農産品(穀物、原毛)、処方箋薬、医療機器(補聴器、人口歯) などは非課税またはゼロ%。
(参考)【税制 - カナダ | ジェトロ】
http://www.jetro.go.jp/world/n_america/ca/invest_04/

●インド(GDP 11位 1,676.14)

VAT(付加価値税/消費税に相当するもの)は12.5%。ただし、特定の生活必需品、IT関連製品などは4%。金・銀・宝飾品などは1%。石油製品やアルコール飲料などは20%。2009年に ウッタルプラデシュ州が、2010年にデリー準州が税率を引き上げ。
(参考)【税制 - インド | ジェトロ】
http://www.jetro.go.jp/world/asia/in/invest_04/

●韓国(GDP 15位 1,116.25)

VAT(付加価値税/消費税に相当するもの)は10%。
(参考)【税制 - 韓国|ジェトロ】
http://www.jetro.go.jp/world/asia/kr/invest_04/

●ドバイ(GDP 圏外83.4)

基本的には非課税。ただし、アパート税5%、事業資産税5%、ホテル、レストラン、娯楽施設にはサービス税10%、アルコール類は消費税30%が徴収される。近年、付加価値税(VAT)の導入が検討されている。
(参考)【税制 - アラブ首長国連邦| ジェトロ】
http://www.jetro.go.jp/world/middle_east/ae/invest_04/

●インドネシア(GDP 16位 845.68)

VAT(付加価値税/消費税に相当するもの)は10%。サービスとして、医療、福祉、保険、宗教、教育、美術、ホテルなどは非課税。また、LSTという高級品売上税が課せられるものもある。たとえば、家電は10〜20%、スポーツ用品は10〜30%、写真や撮影機材は10%、香水は20%、アルコール飲料は40%、高級クルーザーは75%など。
(参考)【JapanesePTB-2011.pdf (application/pdf オブジェクト)】
http://www.pwc.com/id/en/indonesian-pocket-tax-book/assets/JapanesePTB-2011.pdf

●スウェーデン(GDP 21位 538.24)

消費税は基本的に25%。ただし、食品、ホテル代、交通費などは12%。新聞、書籍、文化イベント、博物館の入場料は6%。処方箋は0%。医療、介護、教育、福祉は非課税。
(参考)【税制 - スウェーデン|ジェトロ】
http://www.jetro.go.jp/world/europe/se/invest_04/

 

日本の消費税はどうするべき?

 

ちなみに、日本のGDPは中国に次いで第3位。
食料品の消費税は低く、ぜいたく品の消費税は高いところが多いみたいですね。とくに先進国では、消費税率が一律の国は少ないことが分かります。かなり複雑な計算になってしまったり、どこまでをぜいたく品にするのか議論が耐えないようです。でもそれ以上に、各国の税金に対する真剣さがうかがえます。

そして、税金がどう使われるのも気になるところ。たとえば財政悪化で消費税を引き上げたドイツの場合、増収した税金の3分の2を使って国債を半減させ、残り3分の1は失業保険に使用。すると失業率は10.8%(2007年)から7.8%(2009年)に改善したそうです。この成果なら、消費税アップも納得かもしれませんね。

1997年、日本の消費税が3%から5%へ引き上げられたのち、実は税収は上がりませんでした。消費税収は年間で4兆円増えましたが、所得税と法人税はその2年後に6兆5千億円も減ってしまったのです。

日本の消費税、みなさんはどうなるのが最適だと思いますか?

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