SMAPの中居正広が8年ぶりに主演したドラマ『ATARU』(TBS)が、かなり評判のようです。ビデオリサーチ調べによると、今年の連続ドラマの初回として最高の視聴率、19.9%を記録したとのこと。

中居くんが演じる主人公は、「サヴァン症候群」を持つ謎めいた青年チョコザイ。警視庁の女刑事・栗山千明などとともに不可解な事件に巻き込まれる刑事ドラマとなっています。謎の事件×謎の主人公というのが人気の秘密なのでしょうか。

この「サヴァン症候群」には、とても不思議な能力があるとされています。ドラマ以上に興味深い、実際にあった症例の数々をご紹介いたします。

 

サヴァン症候群とは

 

サヴァン症候群とは、コミュニケーション障害(自閉症、知的障害など)を持ちながらも、特定の分野にかぎって優れた能力を持つとされています。たとえば、写真を一瞬みただけで、細部にわたるまで明細に描くことができたり、書籍、円周率、電話帳などを暗証できる(内容の理解を伴わない場合も)、並はずれた暗算をするなどです。

サヴァン(savant)とは、フランス語で「賢人」という意味で、最初に発見したのはJ.ランドン・ダウン博士。彼は膨大な「ローマ帝国衰亡史」を一字一句たがわずにそらんじ、さらには逆から読んでみせるという異常なまでの記憶力を持つ男性の症例を示しています。

一般的に男性に多くみられ、全世界でも数十名ほどしかいないとされています。原因は諸説あり、まだ解明すべき謎が多く残されていますが、現在では、左脳の損傷によるという説が有力だそうです。

(参照:健康用語Weblio辞典|サヴァン症候群とは)

 

興味深いサヴァン症候群の実例6選

 

サヴァン症候群には同じ症例は二つとないという見方もあるそうです。
そして、信じられないほど不可思議な能力の数々が報告されています。

●その1:本の内容を全て記憶

アメリカのキム・ピークは、映画『レインマン』で、主人公レイモンド・バビットのモデルとなったことでも有名です。
彼は脳に障害を持っていたのですが、ものすごい記憶力をもち、9000冊以上にものぼる本の内容を暗記。そして、ひとが生年月日をいえばすぐにそれが何曜日であるか答えることができました。

●その2:記憶のみで旅先の風景を再現

日本人では、ドラマ『裸の大将』(東宝)のモデルで知られる山下清がサヴァン症候群といわれています。日本各地を放浪し、その驚異的な記憶力をもとに、家や八幡学園(知的障害児施設)に戻ってから、見た風景そのままを忠実に貼り絵で描くことに秀でていたそうです。

●その3:言葉を習得したら絵の才能が……

エリーという少女は、精神障害をわずらっており、言葉を話すことができなかったそうです。しかし彼女は驚異的な絵の才能を持っていて、「猫のラファエロ」と呼ばれていました。その後、支援施設に入れられた彼女は、言葉を習得しましたが、そのかわりに絵の才能は消えてしまいました。

●その4:動物と会話できる動物学者

アメリカの動物学者であるテンプル・グランディンは自閉症を持っていたそうですが、その代わりに動物と会話することができたそうです。これもサヴァン症候群の一種とされています。

●その5:外国語を1週間でマスター

イギリスのダニエル・タメットは、アスペルガーでゲイでサヴァン。数字が風景に見えたり、色相や感覚と結びつける共感覚能力を持っていました。11カ国語を話すことができ、アイスランド語は一週間でマスターしたそうです。

●その6:初めて聞いた曲を完璧に演奏

アメリカ人のレスリー・レムケは、発達障害と脳性まひ、さらに盲目であるにもかかわらず、14歳のとき、テレビで初めて見たチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番を完璧に弾きこなしました。彼はそれまで一度もピアノのレッスンを受けたことがなかったのです。これも、サヴァンの驚異的な記憶力が起こしたとされています。

 

脳の神経細胞と宇宙は似ている?

 

驚異的なこの能力は、いったいどのようにして発揮されるのか不思議でなりません。人類の脳科学はまだまだ解明されていないことがたくさんあり、サヴァン症候群も、その一例と言えるでしょう。

脳科学者のあいだでは「脳の神経細胞と宇宙は似ている」とよく言われるそうですが、脳に秘められた不思議な能力に、果てしないロマンを感じてしまいますね。

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Written by 浅川有紀
Photo by YannGar Photo in Lausanne

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