将来的に子どもを産みたいと思っているアラサー女性のみなさん、具体的に何歳で産もうと考えていますか?
女性は年齢があがるとともに不妊症のリスクが高まります。
この「不妊治療」にどれほどのリスクがともなうかあなたはご存じですか?
「知らなかった」ではすまされない、「不妊治療」の真実をご紹介します。

 

芸能人の高齢出産ブームの影で……

 

40歳で出産したオセロの松島尚美。
2度の流産を経験しながらも、38歳で第1子を出産した梨花。
38歳で出産し、家庭と芸能活動を両立させている江角マキコ。
45歳で出産した元女子プロレスラー・ジャガー横田。
 
芸能人たちの出産の高齢化が進んで、30代、40代でも子どもを産めるという風潮が未婚女性たちを安心させているようです。
ですが、現状は自然妊娠だけではなかなか難しく、厚生労働科学特別研究「生殖補助医療技術に対する国民の意識に関する研究」(2002年)によると、不妊治療中のカップルは全国で約43万人もいます。不妊に悩みつつも治療をしていないカップルを含めると、その3倍にも及ぶと推測されています。国から正式に公開された情報は2002年以降ほとんどありませんが、現在も数は伸び続けているとされています。
 
最近でいうと、36歳の東尾理子も、不妊治療の末、赤ちゃんを授かったというニュースが話題になりました。
 
「芸能人もアラサー・アラフォーで出産しているし、いざとなれば不妊治療をすれば、きっと妊娠できる」……そう思って安心していませんか?
 

不妊の最大の原因は「卵子の老化」

 

過去に放映されたNHKスペシャルの『産みたいのに産めない〜卵子老化の衝撃〜』という番組を参考にします。そこでは、不妊治療に訪れる女性が「卵子が老化するなんて知らなかった……」と悲痛な声を上げています。
 
卵細胞は女性がこの世に生を受けたときに一緒に生まれ、母体とともに年をとる細胞なのです。そして、現代医学をもってしても、卵細胞の老化を止めることはできません。
また、数にかぎりがあるため、10代、20代の頃には若々しい卵子が定期的に排出されていますが、30代、40代と徐々に衰えていき、50代にはなくなって(閉経)しまいます。
 
同番組では「20代の前半だと6%の不妊症が、40代になると64%にも及ぶ」ということを知らない女性が、まるで女性の出産年齢が広がったかのように錯覚し、安易に出産を遅らせるケースが増えていることに警鐘をならしていました。
 
さらに、自然妊娠が出来なくても、不妊治療をすれば大丈夫だと信じている女性が多いのも大きな問題です。
実際、35歳で不妊治療をした人のうち子宝に恵まれた割合は16.8%、 40歳では8.1%。44歳ではじめて不妊外来を訪れたある女性は「宝くじを買った程度に思ってください」と言われたそうです。

 

不妊治療には多額のお金が必要

 

不妊治療には段階があります。1の方法で効果がないと2へ、3へと順番に進んでいくのが普通です。そして治療費も飛躍的に上がってしまいます。
 
●1:タイミング療法……排卵日を特定し、妊娠しやすくする方法。保険適応内。
 
●2:人工受精……排卵のタイミングにあわせて、あらかじめ採取した精子を子宮に注入する方法。治療費は約2〜3万で、母体の負担も少ない。
 
●3:体外受精・顕微鏡受精……母体から採卵して精子と受精させ、受精卵を母体に戻すという高度不妊治療。治療費も一回30万〜60万程度と高額で、母体への負担も大きい。
 

同番組で登場した44歳の女性は、不妊治療を始めて4年目。これまで体外受精を20回以上行ってきましたが出産には至らず、かかった費用は700万円以上!
子どもなんていつでも作れると、仕事を優先した結果なのだそう。
 
アラサーの独身女性にとっては、他人事ではありませんよね。
 

「妊娠適齢期」を意識してみよう

 

ライフスタイルが多様化し、結婚適齢期がなくなりつつある現代でも、妊娠だけは「適齢期」が存在します。
 
だからといってあわてて結婚・妊娠というのもおかしな話です。大切なのは、こうした事実を認識した上で、自分の人生の優先順位を決めて行動することではないでしょうか?
高齢出産はリスクやデメリットもありますが、仕事でスキルを積むことができるというメリットもあります。筆者もそのメリットを享受しつつ高齢出産に挑んだひとりです。
 
どういう選択をするにせよ、自分で選んだ道なら納得できるはずですから、「そんなこと知らなかった……!」と後悔だけはしないようにしたいものですね。
 
Written by 杉本レン
 
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公開日:2012年4月14日
更新日:2018年11月21日

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