先日、売れっ子芸人の有吉弘行(37)が、出身地である広島の観光大使に任命さました。その発表記者会見と称して公開された動画が話題となっています。
いよいよ観光アピールに本気を出してきた広島県、その秘められた能力についてご紹介いたします。
広島県が本気を出したぞ!
ネット上で話題となっている動画のがこちら。
会見に登場した広島観光大使・有吉が発表したキャッチコピーは、なんと「おしい!広島県」。
観光促進なのに、いきなりネガティブ。そんな毒舌大使に対して、県民から反対運動が勃発してしまいます。
期待を裏切られた観光地や商店の大人たちは怒りをあらわにし、子こどもは泣き叫び、若者は希望を失ってしまう……という、かなりカオスな展開。
しかし「店舗数No.1なのに、広島“風”と言われてしまうお好み焼き」「せっかく大河ドラマにもなったのに、いまだに源氏のほうが人気の平清盛」「生産数日本一なのにあまり知られていない広島レモン」などとアピールされると、たしかに「おしいな、広島……」と言わざるをえません。
動画の出演者も豪華で、広島出身の西城秀樹やお笑い芸人の天津・向、同じ瀬戸内海に面するうどん県の副知事・要潤などなど、かなり多くの有名人が登場しています。
インパクトがあり完成度の高いこの動画は、すぐにネット上に拡散されました。
有吉という毒舌キャラをうまく使った、新しい手法の観光アピールと言えるでしょう。
実はとある業界から注目されている広島県
広島県はかなり本気で観光促進をしたいんだな、という印象ですが、実はもともと、ビジネス業界から熱い注目をあびていた県でもあります。
企業が新しい新商品の反応を見たいときに、「テストマーケティング」をする地域は、実はこの広島県と静岡県が多いのです。テストマーケティングをする際の条件、「メディアが比較的独立していて情報が漏れにくい」「新しいもの好きで顧客水準が高い」「産業や人口の構成が全国平均に近い」に、ぴったり当てはまるのだそう。
また、九州・四国・中国地方の企業は、まず関西に進出して頃合をみてから東京に進出するのがふつうですが、こと広島の企業だけは一気に東京に進出する傾向にあります。すでに流行をつかんでいる、という自負があるのでしょう。
外資系の企業も、まずはじめは広島を日本の拠点にすることが多いのだそうですよ。
流行に敏感な広島県民
このようにビジネス業界から注目されている理由は、広島県の県民性が関係しています。
広島県民は「好奇心が強く、新しいもの好き」と言われているからです。かつて、明治時代にハワイやアメリカ本土、南米などに移民として出かけていった歴史があり、なにごとにも積極的な性格がうかがえます。
流行に対する敏感度が高いのでテストマーケティングには最適ですし、積極的なので自ら流行を作り出すパワーも持っているのです。
国際的なデザイナー三宅一生や、国際的バレリーナ森下洋子を輩出しているのも広島県です。
こういった性格の広島県が、多大なる予算を組み、本腰を入れて観光促進に乗り出したとなると、大きな成果を上げることは間違いなさそうです。
学生の修学旅行で行ったきりの原爆ドームや宮島も、大人になってから行くと感慨深いものがありそうです。食べ物の名物が豊富というポテンシャルもなめてはいけません。
来年あたりには、京都のような人気の観光スポットになっているかもしれませんね。
広島県に遊びに行く際の注意事項
この広島観光大使・有吉の動画を見て、広島へ旅行に行きたくなったというかたもいるのではないでしょうか?
そんなかたのために、もうひとつ広島県民の県民性をご紹介しておきます。
広島男は「新しいもの好きで、女性に手が早いが、熱しやすく冷めやすい」です。旅先での恋に本気にならないようにご注意ください。また、逆に広島女は「恋愛には慎重で、一度惚れたら恋心が持続する。そして気が強い」ので、ややこしい恋愛トラブルを起こさないように気をつけて、観光を楽しんでくださいね。
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Written by 浅川有紀
Photo by 広島県