他人の不幸話が大好きな人間でも、大っ嫌いなものがあります。
それが他人から聞く「愚痴」です。
自分も愚痴をしょっちゅう言うくせに、自分が聞くのは嫌だ…というのもとっても人間らしい感情。
そんな愚痴を、華麗に受け流す『最強の相づちフレーズ』をお教えします。
やってはいけないリアクション
人はどうして愚痴をこぼすのか知っていますか?
それは、人に話しを聞いてもらうだけで気持ちが晴れるからです。
愚痴を言う人は、聞いてもらっている相手に解決策を求めているわけではありません。
そう、愚痴をこぼすときは、ただ「聞いてもらいたい」だけなのです。
愚痴に対して、けっして「○○したほうがいいんじゃない?」というような解決策を提案してはいけません。
なぜなら相手は解決したいのではなく、愚痴に共感してほしいと思っているので、解決策の提案をしてしまうと相手はイラっとするでしょう。
愚痴に対しては、けっして親身に対応しないこと。これって結構重要なポイントなんですよ。
相談とは違うので、愚痴を聞かされたらただ「聞く」ことに集中するようにしてくださいね。
ただし、愚痴を聞いてもらいたいと思っていても、ただひたすら黙って聞いてもらいたいわけじゃありません。
愚痴に対する最強の相づちフレーズ
愚痴を聞くときのうまい相づちとは、どんなものか知っていますか?
「へ〜」「ふ〜ん」でも相づちは相づちですが、相手に「ちゃんと聞いてるの?」と不満に思われて、愚痴に拍車がかかってしまうでしょう。
愚痴に上手に対処するためには、「聞き上手」になることが先決です。
相づちを適切に用いることで、話し手は、聞き手の共感や承認を感じ、心地よくなるでしょう。
そこで、相づちのもっとも効果の高いものをお教えしましょう。
それは、「なすび」と「干すな(ほすな)」です。
「なすび」は、「な:なるほど」、「す:すごい」、「び:びっくりした」になります。
「ほすな」は、「ほ:ほんとう?」「す:すごい」「な:なるほど」です。
話の内容によって、「なすび」と「ほすな」を上手に使い分けると、アナタは最強の話し相手となることでしょう。
この相づちのなかでも最強なのが、「ほんとう?」です。
以前バラエティ番組で、太鼓持ち芸人のサバンナの高橋さんが、「どんな相手でも話しを合わせられる魔法の言葉が『ホンマでっか?』なんですよ〜」と言っていました。
「ほんとう?」はTPO(時・場所・時間)に合わせてトーンを変えながら使うと、最強の相づちフレーズになるのです。
愚痴に対する相づちレッスン
では実際に例をあげて考えてみましょう。
たとえば、Aさんがアナタに仕事に関する愚痴を言ってきたとします。
Aさん:「ちょっと聞いてよ! 超使えない上司がいてさ〜、仕事ぜんぶ私に丸投げして自分はさっさと帰っちゃうんだよね、マジ最悪!」
ここでアナタは『な・す・び』を使いましょう。
「なるほど、ひどい上司だね」
「すごい、丸投げか〜」
「びっくりした、帰っちゃうんだね」
つぎに、恋愛関係に関する愚痴を言われたとします。
Aさん:「彼氏がさ〜、私の誕生日忘れてたから超ケンカして、最低の誕生日だったんだよね、マジひどい!」
ここでアナタは『ほ・す・な』を使いましょう。
「ほんとうに? 誕生日忘れたんだ」
「すごい、ケンカになったんだ」
「なるほど、ひどい誕生日だね」
相づちフレーズと共に、Aさんの言葉を繰り返すだけです。
これで相手には、愚痴に共感していると思わせることができます。
聞き役に徹することこそが大事
愚痴に対して大事なことは、ただ聞き役に徹すること。
そして、合間合間に適切な相づちをしてあげること。
そして、相手の感情を共有してあげましょう。
アナタから共感を得る事によって、相手のストレスは減り、スッキリと笑顔で過ごすことができるはず。
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Written by 杉本レン
Photo by Ryan Polei