昨年、日本から台湾へ旅行した人数が129万人となり、初めて日本を訪問した台湾人を超えたと、台湾メディア『台湾新生報』が伝えています。2010年、日本から台湾への旅行者数は110万人だったため、およそ20%近い大幅な増加率となりました。
日本と台湾の関係が大変良好だということは、ご存知の方も多いと思います。
では、なぜ昨年急に台湾への旅行者数が増えたのでしょうか?

 

なぜこんなに台湾人は親日家なのか?

 

台湾人が持つ日本のイメージは、治安が良くて文化も近い。バス、電車などの交通機関が正確で便利。日本製品は高品質な物が多い。日本人はとても親切、といった非常に良いものだそうです。

そもそも、日清戦争後の1895年から、第二次世界大戦が集結する1945年まで、台湾は日本の植民地とされていました。その統治時代が結果的には、台湾の教育水準を上げ、インフラが整い、経済の発展にも繋がりました。
それゆえ、日本は台湾を発展させた功労者と考える台湾人が多いようです。

日本文化が全面禁止となった時代もありましたが、台湾の人々は地下取引を使って日本の漫画やアニメを手に入れていたほどで、かえって日本文化への憧れを強くします。
その後、民主化の道を歩み始めた台湾は、1994年に日本のテレビ番組を正式解禁とします。それから一気に、J-POP、漫画、映画、ファッションなどといった日本の大衆文化が押し寄せてくるようになりました。
とくに、『ドラゴンボール』『スラムダンク』といった漫画が若者を中心に大流行しました。
現在も日本の最新情報はインターネットを通して、一早く台湾の人々に伝わっています。

台湾の人々が「親日」となったのは、このような歴史的背景が影響しているようです。

 

台湾の人々にお礼をしよう、という計画

 

日本人と台湾人の友好関係を象徴するエピソード、『台湾謝謝計画』を紹介しましょう。

昨年に起きた東日本大震災では、世界中の国々が日本を支援してくれました。
それに対して日本政府は、各国のメディアにお礼の広告を載せて感謝の意を示しました。
ところが、台湾(中華民国)と中国(中華人民共和国)が別の国とは表だって述べることができない日本政府は、中国への政治的な配慮のために、台湾の新聞には広告を載せていなかったのです。そのことに、多くの日本人が憤りました。

その想いの先頭に立ったのが日本人女性デザイナー・木坂麻衣子さんです。
「日本政府に任せていては駄目だ、自分たちで台湾の人たちに感謝を伝えたい」と考え、『台湾謝謝計画』を思いつきました。台湾の新聞『聯合報』と『自由時報』にお礼の広告を載せるのが目的です。
しかし台湾の新聞に広告を載せる代金は約238万円。とても個人が出せるような金額ではありません。
そこで、木坂さんは2011年の4月11日に、Twitterでこの計画の賛同者を呼びかけます。

そのツィートは大きな反響を呼び、『台湾謝謝計画』は、Twitter、ブログ、にちゃんねるなどといった場所で広がっていきました。

 

最終日に集まった金額はなんと2000万!

 

『台湾謝謝計画』の最終日、4月26日に集まった金額はなんと19,245,494円! 
目標額を上回った分は全て日本赤十字を通じて被災地に贈られました。

木坂麻衣子さんはネットメディアの取材に対しこのように述べています。
「最初は100万も無理かもなーと思ってました(笑)。無名のフリーランスの人間の企画に募金するのは抵抗ありますもん。私だって、募金する側ならちょっと考えますね。
この企画に賛同し、信用してくれたことは本当に本当に嬉しいです」

このエピソードに感激した台湾の新聞社は、広告掲載料代金238万を受け取ると、新聞に広告を掲載。そして、その広告代金も全て被災地に寄付してくれたのです。
そして、広告を見た台湾人はますます被災地に義援金を送ってくれました。
台湾は人口も少なく、平均年収は150万円程度。にも関わらず、台湾からの義援金は昨年5月上旬の時点でおよそ160億円、世界最高クラスの額に到達したそうです。

この事実がまた日本人に伝わり、直接お礼を述べに台湾へと旅行するといった形で、日本人の旅行者は昨年、一気に拡大したわけです。

 

今年はますます台湾人気が過熱しそう

 

昨年は震災という悲惨な出来事はありましたが、日本と台湾の絆がより深くなった年でもあります。
その恩返しをするためにも、感謝の気持ちを忘れず、1日も早い復興を目指したいですね。

これからますます台湾との友好の絆は強くなりそうです。

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Written by 想楽絆
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