どうも、あたいもちぎ。すけべなゲイ。これ以外の説明はいらない。
以前働いていたゲイバーを辞めてからは、作家したり学生したりと、色々やってるわ。
さて、今日はあたいに「性別の呪縛」ってやつについて、なんか話してくれって言われたから徒然に書いていくわね。
 

性別の呪縛って?

 

めちゃくちゃ当たり前のことから話すけど、性別って概念はどこまでも生活につきまとうじゃない?
あたいらが生きるこの社会には性別専用の施設(トイレとかお風呂とか)があったり、色んなところで男女の住み分けがあったりするわよね。
 
でもまぁこれは性差や身体の違いによる住み分けってだけで、社会には必要なことよね。
 
しかし、LGBTs(セクシャルマイノリティ)関係のことを知っている人がいるなら分かると思うけれど、性別の問題は複雑で、体の作りだとかそういう単純な分け方ができないこともあるわ。
 
そういった方々はこの単純な性別二つの住み分けしかない社会で、とても苦労されてたりするわね。これはまさしく性別による生きづらさだと思う。
 
だけど今回コラムのテーマに挙げる性別の呪縛は、もっと目に見えないもの。
そしてセクシャルマイノリティー、つまりLGBTの方々だけじゃなく、もれなくこの社会を生きるみんなが関わっていること。
 
それは《性別らしさの強要》よ。
 
よく知っていることで言うと「男なら泣くな」「女のくせに生意気だ」とか言われるやつよ。
なんやその理屈知るかっていう理不尽なやつのことね。
これが本来、生活に必要では無いはずなのに昔からずっと往々にしてあるわ。

呪いは、呪う人間によって生まれる

 

こういった性別の呪縛ってやつは、自然に生まれた理(ことわり)ではなく、ある地域の人間が、ある時代に生み出しただけの人為的な産物に過ぎないわ。
そうつまり……「こうあるべき」って誰かが思い込んで作ったルールにしか過ぎないの。
 
神さまが作った自然の摂理でもなんでも無いわ。当たり前な顔して常識のフリしてるだけで、実のところ変な《しきたり》だって場合がほとんどよ。
 
だってそうでしょ、例えば「女性は綺麗で良い匂いがするべき」みたいな風潮もおかしいじゃない。おんなじ人間なのに、勝手に女の人だけ良い香りするわけがない。人をアロマデフューザーかなにかかと思ってんの? って感じの押し付けがましい考えよ。
 
ちなみにあたいのオナラはバラの香り(ガチよ)
これは神が与えたギフト。北半球1美しいゲイであるあたいにとって当たり前の事実。
 
しかしこの《性別の思い込み》ってものを、あまりにも世間のみんなで思い込んで、当たり前みたいに考えられちゃっているからこそ、呪われる側の人間も自分で自分は《そうあるべきなんだ》と考えてしまう。
 
さっきの例で言うと、女なのに良い匂いしない自分はダメなんだ、と女性が自責に駆られてしまうのよ。
 
つまり、かけられた呪いを嫌がってるはずなのに、自分で自分にもかけてちゃってるの。
それが世の中規模の偏見、つまり性別の呪縛の怖いところよ。
 

そして物事には必ず裏がある

 

さ、そんな呪縛だけど、これって、みんなで苦しみましょうっていう破滅的なものじゃなくて、この呪縛があるから《得をする》という層があるからこそ発生した利権だったりすんのよね。
 
なんでもそうだけど物事には必ず、マイナスな面とプラスになる面があるわ。
今回だと性差別で苦しむ人たち、得をする人たち。
 
じゃあ一体誰が? ということなんだけど、それはつまり《性別の偏見》があるから強者になっていた支配層のことよ。
 
《男だから》メソメソするな、と虐げられた弱者男性の裏には、《男だから》横暴に振る舞っていい、と主張する強者男性がいるし、《女のくせに生意気だ》と口を塞がれた弱者女性の裏には、従順だから可愛がられて得をしているように見える《女らしい》女性がいる。
 
そしてこのシステムで今まで世の中が回ってきたからこそ、これからもずっとシステムを維持したい支配層が、この呪縛を手を替え品を替え、社会に残るように画策してるのよ。
もう勝手な話よね。あたいらはそれに付き合わされていたんだから。

なのでせめて、自分のことは自分の価値観で

 

この話をするとみんな「男でも女性の感性を持つべきだ」とか、「女でも男性らしく振る舞ってもいいんだから女らしくするな」とか言って、今度は逆に《自分の性別らしさを楽しむ人》を差別しちゃってるみたいなことに陥っちゃう人もいるんだけど、それは結局自由とほど遠いものだから止めたほうがいいと思うわ。
 
自分の好きなように自分らしいことをすればいいし、それが女性的な格好が好きな女性っていうのなら、それを堂々とすればいいと思うの。
 
《自分で選択して、こういう自分になったんだという自信》
《そしてそれを人に強要しないという優しさ》

 
それがありゃ呪縛もヘッチャラよ。
自分の手の届く範囲から、少しづつ性別の呪縛が無い世界を作っていけばみんなハッピー。そういう感じで生きましょ。
 
さ、今日は長くなっちゃったけど、ここで終わり。
みんな読んでくれてありがとうね。歯磨いて寝なさいよ。
 
(もちぎ/ライター)
 
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