“パンセクシャル”って聞いたことありますか?
Facebookでは50種類以上定義されるなど、セクシャリティは近年多様化してきています。パンセクシャルは、数多くあるその中のひとつです。
 
今回はセクシャルマイノリティ当事者である筆者が、パンセクシャルについてお伝えしていきます。
 

1.パンセクシャルってなに?

 
これは、男性・女性などの性別に関わらず、どんな人も恋愛対象になりうるセクシャリティのことです。全性愛とも言い、「パン」とは、ギリシャ語で「全て」を意味する言葉に由来しています。
つまり誰かを好きになる時に“性別”を全く気にしない、自分と相手がどんな性別であろうが「好きになった人が好き」なのが、パンセクシャルなんです。
 
「男性も女性も好きになれるなら、バイとどうちがうの?」そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、パンセクシャルとバイセクシャルは、どのように違うのでしょう?
 

2.バイとどう違うの?

 
バイセクシャルは両性愛とも言い、男性・女性のどちらも恋愛対象になるセクシャリティです。誰かを好きになる時に、相手の性別を認識している、という点においてパンセクシャルと異なります。
バイの場合は「男性の好きなタイプ」と「女性の好きなタイプ」があります。
一方パンセクシャルは「好きなタイプはこういう人」といったように、そこに性別の定義はありません。
 
レズビアンやゲイといった同性愛との違いも、ここにあります。恋愛対象に“性別”の定義があるか、ないか。そこにパンセクシャルとの明確な違いがあるんです。
 

3.告白されたらどうする?

 
あなたが、友人や大切な人にパンセクシャルであることを告白されたら、どうすればいいと思いますか?
他のセクシャルマイノリティからカミングアウトされた時と同じように、あなたがすることは特にありません。しかし、無知からあなたの大切な人を傷つける発言をしてしまうことが嫌なのであれば、知識をつける必要はありますよね。
 
パンセクシャルは、性別にとらわれない恋愛をしますが、もちろん誰でも恋愛対象になる訳ではありません。
あなたが女性のヘテロ(異性愛者)であった場合、付き合う人は男性であれば誰でも良いわけではありませんよね。むしろ、「男性であれば誰でも恋愛対象なんでしょう?」そのようなことを言われれば不快に思うでしょう。
 
それはパンセクシャルも同様です。好みのタイプがありますし、性別を気にしないからといって誰とでも付き合える訳ではありません。
「誰でも恋愛対象になるなら、恋をたくさんしているはず」や「どんな人間性の人でも付き合える」、「性に奔放」などは全くの偏見なので気をつけましょうね。
 

おわりに

 
パンセクシャルは、男性・女性といった性別の概念を取り払った全ての「人間」の中から、好きになれる人を探します。
男性だからこういう人、女性だからこういう人といった考えがないので、むしろ人間的な本質を見ているのかもしれませんね。
 
(西繭香/ライター)
 
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参考資料:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E6%80%A7%E6%84%9B

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