同性カップルと異性カップルに、違いはあるのでしょうか?
 
筆者には現在、同性のパートナーがいます。パートナーと出会う前には、異性とお付き合いしていたこともあります。
今回はそんな筆者が、同性カップルと異性カップルの「違うこと」と「同じこと」について、実体験を交えていくつか書いていきたいと思います。
 

【違うこと】“周りの環境”

 
同性カップルと異性カップルは、周りの環境が違います。2つ例をあげてみましょう。
 
①みんな大好き“恋バナ”
恋バナ、好きですか? 異性カップルにとって恋バナは、気軽にできる楽しい話題ですよね。
筆者も昔から、恋バナは大好きです。でも今は「気軽にできる話題」ではありません。必ず相手がLGBT(セクシャルマイノリティ)に対する偏見をもっていないか、時間をかけて確認してから話すようにしています。
 
残念なことに日本では、LGBTに偏見を持つ方がいます。あなたの隣にいる人がLGBT当事者である可能性もあれば、LGBTに偏見をもつ人である可能性もあるんです。
人権活動家ならまだしも、筆者のような普通の当事者は、そのリスクを警戒しています。何気なくした恋バナで、傷つきたくはありません。
でも本当は、たくさん恋バナをしたいです。悪いことをしている訳ではないのに、話せない。現在の日本で同性カップルは、この矛盾を抱えざるをえないんです。
 
②法的な保護がない
異性カップルは、当たり前のように結婚をする権利があります。それにより不動産を選ぶ時や、入院した時など、2人は法的に関係を証明された家族として扱われます。
同性カップルの場合、その権利はありません。異性であれば確実に婚姻届を出しているような関係で、いくら事実的に結婚状態にあったとしても、社会的には他人なんです。
自治体により改善は見られるものの、取り組みを行う行政は少なく、筆者の住む町には同性カップルを支援する制度はありません。また行政の制度を利用したとしても、それに法的な拘束力はありません。
 
パートナーと同居して6年になりますが、不動産契約の扱いはルームシェアです。緊急連絡先には、法的に認められた家族でないという理由で、パートナーの名前は書けません。某有名大学病院で、入院手術を断られたこともあります。
法的に保護されないことにより、基本的な人権が害されていると感じることがあります。
 

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