近年、日本のニュースなどでもLGBT・セクシャルマイノリティ関連の話題が取り上げられることが多くなってきました。
 
LGBTへの理解が進むと同時に、政治家が「LGBTには生産性がない」「同性愛は趣味みたいなもの」と発言するなど、セクシャルマイノリティへの理解がまだまだ遅れていることも同時に明るみに出てくるようになりました。
 
こういった無理解や偏見を是正していくために、私たちにできることはあるでしょうか?
 
セクシャルマイノリティ関連の話題は、セクシャルマイノリティの当事者でなければ、容易に発言しにくいという空気が漂っています。
そのため、異性愛者の多くは、「自分にはできることはない」と考えがちです。
 
ですが実際には、セクシャルマイノリティの当事者ではなくても、理解を促し、支援をすることは可能なのです。
 

セクシャルマイノリティを理解し、支援する「アライ」とは?

 
LGBTQなどのセクシャルマイノリティの人たちを理解、支援しようとするセクシャルマイノリティ の当事者ではない人のことを、アライと言います。
 
アライとは、英語のAllyからきており、同調者・支援者・協力者を意味しています。
 
人権意識に敏感な企業などは、企業内でアライを増やすための取り組みなどを行なっています。
自然派石鹸などを販売しているLUSH・JAPANでは、LGBT支援を明確に打ち出しており、アライであることを示すステッカーの配布なども行なっていました。
 
今後、セクシャルマイノリティが働きやすい環境を作り優秀な人材を引き寄せるためにも、LGBT支援に力を入れる企業や、アライであることを表明する企業経営者は増えていくと予想されます。

「アライ」になるためには?

 

ところで、アライになるためにはどういったことが必要になってくるでしょうか?
 
まずは知識をつけることでしょう。LGBT支援をしているNPOの活動に参加してみたり、アライ向けの勉強会に参加してみたりすることも一案です。
 
また、セクシャルマイノリティに無理解な言動をみかけたら、きちんと「それは違うと思う」と意見を表明することも必要でしょう。
 

さいごに。なぜ、アライになる必要があるのか。それは自分のためでもある

 
セクシャルマイノリティが生きやすい社会を作ることは、私たち全員が生きやすい社会をつくることでもあります。
 
「自分はセクシャルマイノリティではないから関係ない」はあり得ません。
自分の娘や息子がセクシャルマイノリティになる可能性もありますし、大切な友達が打ち明けられずに悩んでいるかもしれません。
 
また、自分が一生異性愛者であるという保証もありません。
マイノリティをマイノリティとして見ないふりをしたり、嫌悪したりする人は、自分自身にその呪いが跳ね返ってくる危険性も高いのではないかと思います。
 
また、「自分はセクシャルマイノリティとは無縁の生活をしている」という人にとっても、多様性が否定されない社会の方が生きやすいはずです。
 
「男だから大黒柱として働かないといけない」「女性だから結婚して子供はふたり産まないと」など、「こうでなければならない」という社会が求めるメジャー路線に適応できず息苦しさを感じたことがある人は多いでしょう。
 
生き方の多様性を認めることは、そういった「こうでなければならない」に縛られている全ての人にとっての福音になるのではないでしょうか。
 
(今来 今/ライター)
 
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