こんにちは、歌人の鈴掛真です。5・7・5・7・7の短歌の作家です。

僕の周りのアラサー女性たちは、なかなか彼氏ができないとき、決まってこんな愚痴をこぼします。
「だって出会いが無いんだもん!」
毎日通う職場、馴染みの友達と過ごす休日、繰り返す日常……そんな中で新しい出会いを見つけるのは確かに難しいものですね。

ところで、同性愛者であることを公言していると「ゲイってどうやって出会うの?」と質問されることが多々あります。
今回はそんな疑問にお答えしましょう!

詳しく知りたいけど、なかなか知る機会のない“同性愛”の話題。
【ゲイだけど質問ある?】では、オープンリー・ゲイの鈴掛真が、みなさんの気になる疑問・質問にお答えしていきます!

 

質問 【ゲイってどうやって出会うの?】

 

「まだまだ社会で肩身の狭そうな同性愛者は出会いを見つけるのも苦労しそう……」と想像する人は多いのでは?

確かにかつては、ゲイ雑誌の投稿欄や、恋人募集のメッセージを音声で録音する伝言ダイヤルなどを利用しなければ、かんたんに出会えない時代がありました。
相手の風貌はわからないし、募集をかけたところで誰からも返事が無いかもしれない……当時の青年たちはさぞ悶々とした毎日を過ごしていたことでしょう……。

しかし! それはもう昔々のおとぎ話!
今や、そんじょそこらの男女よりゲイの方が出会いを見つけやすいかもしれません。

同性愛者の出会いの場、それは他でもなくインターネットです。
日常の中ではかんたんに出会えないからこそ、同性愛者の出会いをサポートするシステムは驚くほど充実しています!
必ずしも恋人になるような出会いじゃなく、気の合う友達を1人作るだけでもOK。休日はゲイ同士の友達だけで遊ぶ人が多いので、他のゲイを紹介してもらえばあっという間にネットワークが広がるというわけです。

もちろん、昔ながらの出会いの場としてゲイバーも健在です。気になるお客さんがいたら、連絡先の交換をマスターがアシストしてくれるなんてことも。

 

突然目の前に現れるだけが出会いじゃない!

 

お決まりの日常の中で出会いを見つけるのは難しいもの。
けれど、「出会いが無い」と嘆く僕の友人たちは、パーティーや合コンなど“出会いがありそうな場所にさえ赴いていない”ように見受けられます。

自分が心地よいと感じる日常がルーティン化して、イレギュラーな場所に赴く冒険心が薄れているんですね……。
もしかして「自分のルーティンは崩したくないんだけど、ある日突然タイプの男性が目の前に現れてくれたらいいな〜」なんて思ってる?
それならいっそ毒リンゴでもかじって寝てろよ♪

駅で落としたハンカチをイケメンが拾ってくれて「よかったらこの後お茶でも……」なんて古臭いチャンスを期待してるかもしれないけど、それならハンカチを大量に買って50mおきに落としてくくらいしなきゃ素敵なイケメンには出会えません!
家のソファーでゴロゴロしてるだけじゃ駅にハンカチは落ちないんだぜ?

そんな出不精なみなさんにもオススメなのが、なんといってもインターネットです!
「ネットでの出会いは相手の素性がわからないから怖い……」という意見がまだまだ多い中、今やSNSの発達によって、自分の顔写真やライフスタイルをWEBに配信することが当たり前な時代。特に、初めて持った携帯電話が既にスマホだった若年層は、SNSでのコミュニケーションを日常的に活用しています。
いつ、どこにいても、同じ街に暮らしている異性のライフスタイルが覗けるSNSは出会いの宝庫!
ゲイの間では20年くらい前から当たり前だったインターネットでの出会いが、近年やっと男女の間でもスタンダードなものになってきたんだなという印象です。

例えば、Instagram。
まず、服のコーディネートや料理など、自分のライフスタイルを表す写真でアカウントを充実させておきます。
♯からはじまるハッシュタグで自分が興味のあるキーワードを検索すれば、同じ趣味を持った人たちの投稿がずらりと表示されるので、その中から異性と思しきアカウントを覗いてみます。
顔写真じゃないアイコンでも、投稿をさかのぼれば、友達といっしょに写った画像が1枚くらいはあるはず! 同じように、自分の写真もさりげなく投稿しておくと良いでしょう。
タイプの異性がいたら、獲物を見つけたハイエナのごとく即刻フォロー。
相手の新しい投稿に「いいね!」やコメントを付けて、向こうからもフォローしてもらえたら、もう出会いは半分成立したようなもの。
しばらく「いいね!」を付け合って、気が熟した頃にDMでコンパやデートに誘えば、家にいながらにして出会いを見つけることができるというわけです!

もちろん、フォローした異性全員がデートに応えてくれないかもしれませんが、これを100人の異性に行ったなら出会いの確率は莫大に上昇しますよね!
僕はかつてmixiとFacebookで出会ったゲイ男性とそれぞれお付き合いしたことがあるのはここだけの話です……。

それでもやっぱり「SNSを恋愛に使うなんて、なんかガッついてるみたいでイヤ!」という女性は多いかもしれません。
けれど、そもそもSNSは人と人との交流の場であって、恋愛はあくまでその延長線上のもの。
“同じ趣味を共有できる友達を増やす”という入口で考えれば、ハードルも低く感じるのではないでしょうか。
実際、気の合う同性の友達を作る上でも、SNSは有効なコミュニケーションツールであるといえます。

2017年、まずはSNSで異性と出会うことを目標にスタートしてみてはいかがですか?

 

質問、お待ちしています!

 

鈴掛真の【ゲイだけど質問ある?】第29回、いかがでしたか?
次回は、【ゲイは性に奔放ってホント?】という疑問にお答えしたいと思います。

みなさんからの質問も募集しています。
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【ゲイだけど質問ある?】 バックナンバー

 

●vol.28 【ゲイって子どもつくるの?】
●vol.27 【どうしたらゲイの友達がつくれるの?】
●vol.26 【ゲイからノンケになることはあるの?】
●vol.25 【ゲイかどうか確かめる方法は?】
●vol.24 【男女の恋愛と違うところは?】

 

鈴掛真プロフィール

 

鈴掛 真(すずかけ しん)歌人
愛知県春日井市出身。東京都在住。
著書に『好きと言えたらよかったのに。』(大和出版刊)がある。
Twitter・ブログでも短歌を随時発表中。

●Twitter http://twitter.com/suzukakeshin
●ブログ さえずり短歌
●オフィシャルWEBサイト http://suzukakeshin.com
Written by 鈴掛 真

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