ママ友サークルや、子育てサークルに参加するパパママは増えているようです。
育児は孤独なもの……というイメージが払拭されつつあるんだ! と、前向きに捉えていたのですが、人とのつながりが増えた分、トラブルもまた多くなってきている様子。
ママ友や子どもの友だちを探すために参加したサークルで、マウント大会が開かれていたら……そんな経験を聞いたので、みなさんにもご紹介します。
くれぐれも巻き込まれないようご注意ください!
ママ友サークル参加のきっかけは孤独な育児
子育てに正解はありません。
さらに、子どもと真剣に向き合っていたら他の人とのつながりもどんどん減っていく一方で、正しい子育てができているのか……うちの子どもはこのままで大丈夫だろうか……などと心配になるものです。
実際、私もそうでした。
子どもが離乳食を全然食べてくれなくて不安になって、活発に動き回る頃と聞いていたのに、はいはいすら遅かったので期待していたほど活発ではなくて……。
本当にささいなことが気にかかっては、ネガティブな気持ちになってイライラして。
このままじゃいけない!
と思い立った私は、ママ友サークルに参加することにしました。
できるだけ近所で、教育熱心なママ友集団は避けて、無難なママ友サークルへ入会。
生活がどう変わっていくのか、不安と希望が入り混じっていました。
マウントの一つ二つは女だもの、あるでしょう
小規模なママ友サークルに入ったためか、みんなが仲良しという感じで、すごく居心地のいいサークルでした。
育児の悩みも、共感してくれる人がいるだけで楽になったし、お誕生日の早いお子さんのママからはアドバイスももらえます。
ただ、一つ気になることがありました。
みんながちょっとしたことでも張り合って、すぐマウントの取り合いになるところ。
そのことにはっきりと気づいたきっかけは、とあるママさんが娘ちゃんの髪で可愛らしいリボン結びを作ってきたことでした。
「その髪型どうしたの?」
「ママ自分でやったの! すごーい!」
「どうやってやるのー?」
と、初めはみんな興味深々といった様子で楽しくお話していました。
スマホでヘアアレンジを調べると、他にもいろんな可愛いヘアアレンジがあるようで、「これなんかすごい!」とか言いながらみんなで盛り上がりました。
マウントを取るために必死なママ友
しかしその翌日、別のママさんがさらに凝ったヘアアレンジを娘ちゃんに施してやってくると、そこからみんなの競争心に火がついたようで、ママ友サークルの開催日は、娘の髪型自慢の日に成り代わりました。
あるママが大きなハートを作ってくれば、別のママは2つハートを作ってきて。
「今日は娘がぐずって大変だったー!」
なら、たまには凝ったヘアアレンジをやめてくればいいのに。
そんな中でも、別のマウントネタは発生するもので、ある日には旦那の学歴や勤め先のマウントが始まりました。
今の時代、いい大学に行けば安泰なわけでも、大企業に勤めていれば勝ち組なわけでも、そうでないからといって負け組なわけでもないのに、面倒くさい……。
当たり障りのない返答で乗り切っていたのに……
本気で呆れながらも、
「ウチのは、そんなお話しするような立派なものじゃないんで……」
「旦那さんのご兄弟はどんな方なんですか?」
と話をすり替えてどうにかやり過ごしました。
すると、みんな相手の情報を探ってはマウント合戦やってますけど、やっぱり自分自慢が目的のようで、どんどん喋ってくれます。
楽しい会話というわけではありませんが、マウントが始まったときだけ踏ん張れば、嫌いなサークルではないのでどうにかやりくりして参加し続けました。
さすがに疲れたときにはお休みしながら……。
そしてそんな日が続いたある日、思いもよらない最悪な事態に巻き込まれますが……その話は後編でしますね。
(廣瀬伶/ライター)
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