社宅には、メリットがたくさんあります。まず何より、普通の賃貸では考えられないほどの格安で住めることがメリットです。さらに会社からの通勤が便利な場所にあったり、近所づきあいが密にある場合も多いので、子どもを預けあうなど助け合いができたりすることもメリットでしょう。
 
しかし、社宅に住むことは、メリットだけではなくデメリットもあります。冴子さん(仮名・30代)は「社宅は苦労が多い」と語ります。今回はそんな冴子さんの体験談をご紹介していきます。
 

社宅があるなんてラッキー?

 

私と夫は大学時代に出会いました。お互い理系の大学院に進み、研究職になり、別々の企業に就職しました。就職してから数年間は、遠距離恋愛をしていましたが、結婚することになり、私は仕事をやめ、夫の住んでいる土地に引っ越してきました。
 
夫の会社は福利厚生が手厚いことで有名で、社宅にもすぐに入れることになりました。友人に話すと、「都内は家賃が高すぎる。社宅っていくらなの? えーかなりうらやましい!」とうらやましがってくれました。実際、社宅に住むことで家賃が抑えられるので、ありがたいなーって思ってたんです。
 
実際に住んでみるまでは。

月一の奥様会?ボスママ?勘弁してよ!

 

最初に社宅に入ったとき、驚いたのはその前時代的な縦社会です。女性たちは、お互いの夫の階級を知っていて、上の方の奥様には、やっぱりちょっとぺこぺこしているようなところがあったんです。
 
社宅のボスママは、部長クラスの奥様で、ボスママの自宅では月一で奥様たちのランチ会が開かれていました。そこに持っていく手土産も、スーパーで売っているようなものではダメで、ちゃんとしたものを持っていかないとダメだ、とかいろんな噂がありました。
 
私は、どちらかというと一匹オオカミ気質で群れるのが好きではないので、彼女たちにうまく馴染めませんでしたが、どうにかして仲良くなろうと頑張りました。
 
当たり障りなく、波風立てないように、毎日笑顔で、社宅の住人たちと接していたのです。毎日笑顔、これが本当につらかったです。独身時代、働いていた時期には、こんなねっとりした人間関係に悩まされることはなかったのに。結婚したことや仕事をやめたことが間違いだったのじゃないか、とまで思いつめるようになりました。
 
そんな私を見て、夫は言いました。
 
「冴子は仕事が好きだったもんね。こっちでも仕事を探してみたら?」と。
 
たしかに、家にいてばかりで、社宅の人としか交流がないのは、精神衛生上良くない気がしました。そこで、仕事を探すことにしたんです。
 
そんなある日、社宅の仲良くしてくださっていた奥さんから、「冴子さん、仕事を探してるんだって? うちのパート先で人募集しているから一緒にどう?」と声をかけられました。
 
聞けば、彼女は保育士をしていて、保育士補助のパートさんを探しているとか。保育士補助は、保育士の資格を数年以内にとる気持ちがあれば、資格はなしで働けると言います。
 
私はそれを断りました。
 
すると、翌日から、奥様たちの態度が様変わりしたのです。
 
後編に続く――
後編は2021年1月23日(土)21:30公開予定! お楽しみに!
 
(今来 今/ライター)
 
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