クソバイスとは、本人からすればありがた迷惑のようなアドバイスをすることを指します。
アドバイスとは、必ずしも相手の役に立つ内容かどうかはわかりません。人によっては、アドバイスでマウンティングすることもあるようです。
今回の記事では、筆者が実際に言われて腹が立ったマウンティング・クソバイスを紹介します。
「女は、男で身を削っちゃダメ」
ダメ男に恋を繰り返していた頃、周囲の女友達から「女は、男で身を削っちゃダメ」と言われました。女友達は、ためを思って言ってくれているのだと思います。でも、当時の私は身を削ることでしか恋愛ができないような体質でした。
また、私自身も恋愛で身を削っているようなつもりはなく、ハマれる人がいることを幸せだと思っていたのです。女友達から「身を削るな」と助言されて目が覚めるというより、今までの恋愛を全否定されたような気がして寂しかったことを覚えています。
ダメ男に恋愛する女性は、頭ではわかっているのです。本当は男性に尽くしすぎるのもいけないし、振り回されて身も心も消耗するのもつらくなるということも。それでもやめられないのは、ただの不幸中毒だからです。もし本人のためを思うのであれば、具体的にどうすればいいのかを伝えてあげましょう。
「あなたにも原因があるのよ」
過去に何度かいじめられた経験がある私ですが、その都度「どうしたの?話聞いてあげるよ」と先生や友人から声をかけられたことがあります。正直に話をすると、「そう、つらかったね。でも、あなたにも原因があるのよ」の言葉で片づけられました。
私も、いじめを受ける人には原因があるからこそだとは承知しています。私の場合は、人に何を言われても逆らえなかったこと、逆らったらもっとひどい目にあうのではないかと思うと言えませんでした。
「あなたにも原因があるのよ」と言う言葉は、結局は誰の味方でもなく、いざとなったらどちらにも逃げられるような最もズルい言葉ではないかと思うのです。
「結婚相談所に登録したらいい」
婚活していた頃、「彼ができない」と言うと「結婚相談所に登録したらいいんじゃない?」という人にたくさん遭遇しました。「いい人がいなさそう」と言えば「そんなことは、結婚相談所に入会してみないとわからない」と言われます。
しかし、結婚相談所をすすめる人たちはみな結婚相談所に登録したことがありません。紹介するのが面倒と思われた時に、結婚相談所というパワーワードが出てくるのだと思います。
また、なかには「バツイチ位がちょうどいいんじゃない?」や「おじさんくらいがちょうどいいんじゃない」という人もいました。しかし、いずれの人もバツイチやおじさんと結婚していませんし、バツイチやおじさんを小馬鹿にしているだけですよね。
おまけに、アドバイスの語尾に「丁度いいんじゃない?」を語尾につける女性は、基本的にマウンティング気質なので全く信用していません。
私自身、困った時に相談をすると「あなたにはそれで丁度いいんじゃない?」と、勝手に決めつけられることが何度もありました。相談をしたのに、マウンティングされるのです。そのせいか、少しずつ人に相談をすることがなくなっていきました。
さいごに
アドバイスは、時としてありがた迷惑な時もあります。しかし、そのようなアドバイスを受ける人は、日頃の態度に原因があるのかもしれません。
周囲から大切にされる人は、常に人に感謝されるように努力をしていたり、またはもともと愛される性格なのかもしれません。
もし、人からぞんざいな扱いを受ける、クソバイスしか受けないような場合は、日頃の自身の態度を振り返ってみるといいかもしれません。
(みくまゆたん/ライター)
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