勢いで彼との別れに突き進んでしまったけれど、時間が経てば経つほど胸をえぐられるような哀しさと寂しさにどうにも耐え切れなくなる。
 
もちろん、無様な姿は人に見せられない。でも、もう限界……
 
こんな、胸を引き裂かれるようなつらい失恋の経験をしたことのある女性は多いでしょう。
 
そんなとき、つい失った恋を取り戻そうとしていませんか? 
 
失った恋は、そのままにしておいたほうがいいのです。

 

失った恋を取り戻さないほうがいい理由

 

気がつくと、引き寄せられるように別れたカレに電話している自分がそこにいる……
 
そんなときの動機は大別すると、二通りあります。
 
ひとつは、どうにも寂しさに耐えきれず、不条理だと分かっていながらも男性にすがってしまうケース。
 
そしてもう一つは、あんないい男性には一生出逢えるわけない、なにがなんでも失いたくない、無様にすがってでもよりを戻したい……そう思ってしまうケース。
 
前者の、自分から別れを告げたはずなのに寂しさに耐え切れず舞い戻ってしまった場合。
 
もういらないからと捨てたはずのぬいぐるみだけど、せめて代わりの新しいぬいぐるみを手に入れるまでは自分のもとに置いておきたい……そんな心理に似ています。
 
そういう別れ方をした男性は、大抵あなたを迎えいれてくれます。
 
もう顔もみたくない、と思ってあなたが振った彼は、きっとあなたの不条理なワガママを受け入れてくれるのです。
 
というのも、振られた彼にとっては、自分のもとから去ってしまった彼女がまた舞い戻ってくれるなんて、むしろ好都合。
 
世の中には、女性を追いかけ追い求めるハンターではなく、根っからの“イソギンチャク型”の男性のタイプがいます。そして彼らは絶対に自分から行動を起こしません。
 
すべてあなた任せで、ことを進めようとするのです。
 
しかし、イソギンチャクのなかに舞い戻ったあなたはすぐにいたたまれない自己嫌悪にさいなまれることになります。
 
せめて一回は拒絶くらいして欲しかったなんて、不条理きわまりない不満を抱いてもとのサヤに納まる……そんな自分をあなたは自分で許せますか?
 
男性は、あなたが帰ってくるのをただじっと待っていただけで、幸せを取り戻しているのです。
 
これとは真逆で、あなたに別れを告げてあなたのもとを去って行った男性は、あなたが泣いて求めても、決して心を翻しません。
 
あんないい男性もう一生出会えない、と思うだけのことはあって、イソギンチャク男とはまったく違います。
 
確固たる意志を持っているから、一回くらいはあなたからの電話に出てくれるかもしれませんが、それ以降は何回コールしても一切応じてくれない、なんてことも。
 

男に追いすがるなんて、いい女失格

 

厳しいことのように思うかもしれませんが、一度立ち止まってみてください。
 
大きなけがをしても、生きているかぎり傷は癒えるように、
今は耐え難い痛みをともなう失恋の傷も、いつか嘘みたいに癒えてしまうものなんです。
 
今は信じられなくても、必ず。
 
あんないい男性には一生出会えない、と思っていたことが嘘のように思える日が来ます。
前を向いて自分を磨いて生きているかぎり、もっともっといい男に出逢えるものなのです。
 
ましてや、一時の慰めのためにイソギンチャク男のところになんか、間違っても戻ってはいけません。
 
寂しいだけの理由で、好きでもない彼のもとに決して走るべきではない、と断言します。
 
その時間を、自分磨きやすてきな異性との交流に割くのです。
 
失恋の傷は必ず癒えるのですから。
 
痛みは体全体でしっかり受け止め、未練がましく昔の恋人に追いすがらないようにしましょう。
 
「いい女」とは、どんなときも自分に正直な強い女性のことです。
 
■ふられた理由を追求しても一文の得にもならない
■恋愛タロット占い|失恋…未練を断ち切って幸せになるには?
■元カレを忘れられない…新しい恋に踏み出せないあなたに必要なこと

 

南美希子プロフィール

 


南 美希子
司会者、エッセイスト。
東京生まれ。
元祖女子アナ。
聖心女子大学3年生のときアナウンサー試験に合格。
テレビ朝日のアナウンサーを経て独立。
田中康夫氏との「OHエルくらぶ」、三宅裕司氏との「EXテレビ」などで司会をつとめる。
光文社のJJに「お嫁に行くまでの女磨き」、VERYに「40歳からの子育て」を長年にわたって連載し、熱烈な支持を受ける。
現在もワイドショーのコメンテーターやシンポジウムのコーディネーター、トークショー、講演、執筆などで活躍中。
化粧品「フォークイーンズ」の開発や美容医療情報のフリーマガジン「MITAME」の編集長もつとめる。
講談社「グラマラス」では「LOVE握力」というタイトルのブログエッセイを連載中。
近著に「オバサンになりたくない!」「美女のナイショの毛の話」(ともに幻冬舎文庫)がある。

恋愛・美容エッセイスト|南美希子オフィシャルフェイスブック
Written by 南美希子
Photo by Jack Batchelor

公開日:2012年11月19日
更新日:2018年11月2日

関連キーワード
失恋】の最新記事
  • 失恋した時どうすればいい?依存対対象が突然なくなった時のメンタルの保ち方
  • 失恋をバネにして飛躍するための4つの方法
  • 自分をふった彼氏と綺麗に別れるための4つの心得
  • 「彼氏にふられた」ら、自分の本音に気が付けるチャンス
  • 彼氏との別れを決めたとき…女子が使っている「別れの台詞」4選!
  • なぜ「傷つくのが怖くて恋愛できない」と思ってはいけないのか?
  • 『フロイトの精神分析』で失恋から立ち直って、いい女になる方法
  • アラサーの失恋は傷が深い……恋人と破局した原因って?