好きになった人が自分に想いを寄せてくれることはそう多くはありません。
だから、「付き合ってから好きになってもらえばいい」という考え方を持つ人もいるでしょう。
フラれてしまうのは決して魅力がないというわけではなく、相思相愛が難しいからなはず。
しかし、人間関係であるために、フラれるよりももっと悲惨な結末を迎えることがあります。
回は、「元々嫌われていた」というあるあるに絞って体験談を伺いました。
1:大人の対応をされて仲良くなったと勘違い
「ほんと恥ずかしいんですが、私はノリがよく飲み会でも盛り上げ役を買って出るし、それでみんなが楽しんでくれていると思い込んでいました。
飲みにいけば近くの男性客に『カラオケ一緒にうたいましょー』と気さくに声をかけもしていました。
あるときスナックに何人かで飲みに行ったとき、一人カウンターで飲んでいる紳士が目に止まりました。
落ち着いた佇まいで、私は彼のことを気に入ってしまいました。
何度かそこで会うようになり仲良くなったころにデートに誘ったんです。
そうしたら彼は『おれ、みんなにいい顔している人苦手なんですよね』と冗談ぽくですが本心で言われて。
空回りしている自分のイタさに気がついてつらくなりました。
本当に楽しく盛り上がっているのか、大人だから盛り下げないよう空気を読んだ対応なのか見極めないとですね。」(32歳・女性)
2:好きではなかったのにお節介でさらに嫌いに
「私の友人の話です。
相手は一目惚れした男性だったのですが、あまり長い期間、続いていませんでした。
彼のことは私も知っている人で、別れた事を聞いた時は、よくある価値観の違いで耐えられなくなったのかと思っていたのですが、後日、彼女がいない時に彼から理由を聞くことができました。
どうやら、元々はあまり好みのタイプでは無かったとのこと。
そして、彼も押しに弱く付き合ったものの、彼女から受け取る『好意という名のお節介』に徐々に嫌気がさしたそうです。
必要以上の優しさは、逆に相手との距離を開いてしまうものなのだと実感しました」(27歳・女性)
3:過去に付き合った人数だけで嫌われた
「高校時代の話なんですけどね。
好きになった人に告白するつもりで友達に仲を取り持ってもらおうとしたところ、私の名前を聞くなり『俺、経験人数多い人無理やから』と言い放たれたと友達づてに聞かされ。
実際は、付き合った彼氏は3人くらいいたけれど、当時は高校生だし未経験でした。
経験人数って、そういう話じゃなかったかもしれないけれど、まだ自分に合う人とかがわからなくて、2年間で3人も付き合っちゃっただけなんです。
たいして話したこともないのに、噂話や偏見で人を嫌いになるなんて最低な人だな、と逆にこちらも軽蔑してしまいました。
本人に直接言われていたら手を出しちゃったと思うので、友達づてに聞かされたのが幸いだったと思います」(33歳・女性)
まとめ
嫌いになられる理由には思い込み、性格の不一致などのほかに、好きなあまり気持ちの温度差に気づかずに踏み込んでしまうことによるものもあります。
好きな人から無関心や恋愛対象外であるどころか嫌悪感を持たれているなんて、とても辛いですよね……。
早期に気がつくことが、少しでも心を和らげることにつながるかもしれません。
(神崎なつめ/ライター)
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