今も昔も、テレビをつければCMが無数に流れています。
このCM(コマーシャルメッセージ)の意図するところは、商業用の伝言メッセージをテレビ視聴者に伝えるというものであることは、みなさんとっくにご存じでしょう。
通常15秒程度、ときには30秒以上の尺の中で、企業の商品をマーケティングする重要な使命を持っているのがCM。
普段何気なく目にしているCMにも、提示する側の必死の努力があるわけですね。

CMって、ユニークなものもあれば、印象が薄いものもあります。
ただどんなCMも、ある程度の期間を過ぎれば放送されなくなってしまいますよね。
そして時には、すでにテレビで流れることはなくなったものの、長い間視聴者の記憶に残るものもあるわけです。

そこで今回は、今はもうオンタイムで流れることもなくなったものの、印象的ななつかしいCMについて、いくつか一緒に振り返っていきましょう。

JR東海「クリスマス・エクスプレス」


まずは1988年から1992年の間に展開されていた、東海道新幹線の期間限定CMから触れていきたいと思います。
山下達郎さんの名曲「クリスマス・イブ」をバックに、新幹線のホームなどでドラマ性のある男女の邂逅(かいこう)を描いたCMといえば、覚えがあるという方もいらっしゃるはず。

このCMは評判も良かったようでシリーズ化ののちも各種メディアで話題になることもありました。
また、2000年には同様のテーマでリバイバルもされていたようです。

CMの締めでは曲が止まって綺麗な女性の声で「JR東海」というフレーズが入るため、この部分にも強い印象が残り、CMとして成功する一つのポイントになったとも考えられますね。
【参考】https://www.youtube.com/watch?v=XbtF8MQsRZM

中外製薬「グロンサン強力内服液」


1988年頃に複数のバリエーションで展開されていた、タレントの高田純次さんが出演する「グロンサン強力内服液」のCMを覚えている方はいらっしゃいませんか?
この栄養ドリンクのCMでは、「5時から男のグロンサン」という短いフレーズの歌がキャッチーだったため、1988年の流行語大賞・大衆賞を取得しています。

「5時から男」というのは今では聞き慣れないワードですが、当時の日本で就業時間5時(17時)を過ぎると、途端に元気になって遊びにイキイキするサラリーマンを比喩した言葉だったそうです。
仕事はダラダラやっても定時にあがれて、夜遅くまで遊んでいられる……今の日本社会とは雲泥の差ですね。
今ではとてもじゃないですが定時あがりは一般的ではありません。
本当の意味で、仕事から解放されるのが早朝で、体が持たないから栄養ドリンクを飲む「5時から男」も増えています。
【参考】https://youtu.be/AQ0hC7RIASw

ジョンソン・エンド・ジョンソン「ニコレット」


今から20年ほど前の日本では、タバコを吸う人が今よりもっと多く、今では考えられないことですが、ローカル電車にはタバコの吸殻入れまで用意されていた時代でもありました。
しかし当時から健康のために禁煙を試みる喫煙者はいたため、そういった人々の関心を引くために、「ニコレット」という禁煙ガムのCMが複数パターン作られていました。

その中の一つに、かなりインパクトの強いものがあったことを覚えている方も多いことでしょう。
タバコの着ぐるみを身につけた、「バットマン」に登場するジョーカーのようなメイクを施したキャラクターが、禁煙を志す男性に喫煙を促すものの、ニコレットを見て恐れおののくCMが、その昔あったのです。
テレビ放映は2002年頃だったようです。

その後、着ぐるみの状態も、演者のメイクの質も良かったためか、数年ほど別パターンが放送されていました。
製品の性質上、遅い時間に放送されることも多く、当時まだ子供だった人たちにとっては、ちょっとしたトラウマにもなっていたようです。
今見返すとコミカルなんですけどね(笑)。
【参考】https://www.youtube.com/watch?v=PvfLW1s3tlI

ACジャパン「捨てる世紀」


何かと訴えかける作品の多い、公益社団法人ACジャパンのCM。
中でも1999年に放映されていた「捨てる世紀」は、間もなく21世紀を迎える時期に、思わずはっとさせられる出来に仕上がっており、印象に残っているという方がいたはず。
このCM、20世紀中に人々が“捨てる行為”を安易に考えすぎていたことを指摘するとともに、21世紀ではそういう過ちを繰り返さないようにすべきと訴える趣旨のものでした。

冒頭、「長らくお楽しみいただきました20世紀は、間もなく終了いたします」というデパートの営業終了のアナウンス風の声がぼんやりインサート。
その後、砂時計の中の夕景の高層ビル群の下から、いくつもの黒いゴミが流れ落ちている様子が表現されるというビジュアル。
同時に流れる「遠き山に陽は落ちて」のインストゥルメンタルに、なんだか過ぎ行く20世紀への寂しさと、未来への一抹の不安を感じる出来のCMだったよう記憶しています。

今はすでに21世紀に入ってしまいましたが、日本は相変わらずの“捨てる世紀”路線継続中ですよね。
果たして今世紀末には、この路線を廃止できているのでしょうか。
【参考】https://www.youtube.com/watch?v=TpCa4Qbp9aw

おわりに


CMというのは、一定期間を過ぎるとテレビから消えてしまいます。
これって見方を変えれば、その時代の背景、息遣い、人々の暮らし向きを知ることができる、重要な材料ともいえるのではないでしょうか。
現在は放送されていない全てのCMに、その放送されていた時期に沿うマーケティングがなされています。

懐かしいCMを見返すということは、そのCMが流れていた当時の日本の雰囲気を再度味わうことにも繋がるわけですね。
あなたには、忘れられないCMはありますか?

(松本ミゾレ/ライター)

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