5月22日、タレントのみのもんた(67)の愛妻・御法川靖子さん(享年66)が、ガンのため亡くなりました。
みのもんたといえば、お酒が大好きで赤坂や銀座で毎晩飲み歩くと有名ですが、朝の番組の司会を務めるようになってからは靖子さんから「帰ってきなさい」コールがあり、毎晩まっすぐ帰宅していたとか。
みのもんたを陰で支えてきた、奥さま靖子さんのエピソードをご紹介します。
スタイリストとして影ながら支えてきた奥さま
みのさんと、靖子さんとは大学時代からちょうど50年の付き合い。同じ立教大学の放送研究会で知り合ったのち、みのさんから交際を申し込んだそう。そして1970年11月(みのさん26歳、靖子さん24歳)に結婚。
それから靖子さんはスタイリストとして、みのさんの出演する番組には常に同行していたそうです。毎朝3時に起きて衣装を用意して、メイクもすべてやっており、おしどり夫婦として有名でした。テレビ関係者によると、挨拶や気配りを忘れない女性だったといいます。
しかし数年前から靖子さんの体調に変化が。最初は皮膚病のように見えましたが、実は皮膚ガンで骨にまで転移。それでもなお、「誰にも言わないでほしい。世間を騒がせないようにしてくださいね」と、仕事を優先させたのだそうです。
靖子さんは治療で入院している間も、「急に朝連絡が取れなくなったらおかしいでしょ? 自分の責任もある」と言って、電話で衣装チェックを続けました。実際に、亡くなる直前まで靖子さんがガンだったことは、スタッフの誰もが気づかなかったそうです。
忙しいみのさんが無理をいって取った夏休み
5月6日からみのさんは夏休みを取って、靖子さんたっての希望であるニューヨークへ旅行に行きました。この時期、靖子さんの体調も少し回復していたということで、TBSに調整をしてもらって2週間の休みを確保したそうです。
ニューヨークは毎年夫婦で必ず訪れていたそうで、靖子さんはこのときも、ネクタイやジャケットを探すのを楽しみに、旅行のセッティングを行っていたそうです。ですが、旅行6日目に靖子さんの体調が悪化。すぐに帰国して病院へ直行しましたが、そのまま意識は戻らなかったそうです。
22日、家族全員に見守られながら靖子さんは息を引き取りました。24日の記者会見でみのさんは「ゆっくり休んで、そのひと言です」と、最後に掛けた言葉を明かしました。
靖子さんの葬儀は、お子さんたちからの「できればママの好きだった(実家の)この景色、この中で」という提案で、急遽自宅で行われたそうです。
「7月からの衣装はとんちんかんになるかも」
記者会見でみのさんは、今まであまり公に話さなかった靖子さんへの思いも明かしています。
「ふだん、自分では衣装室にはあまり入らない。(妻を看取ってから)自宅に帰ってきて、衣装室に入ったら、(6月の衣装の準備まで)きれいにできてたんだ。それを見たときが本当につらかったです」と涙ながらに語りました。
この日着ていた衣装も、生前に靖子さんが用意したもの。そして、「7月からの僕の衣装は、とんちんかんになると思います」と言って悲しそうな笑顔を見せました。
みのさんはしみじみとした口調で「ちょうど50年の付き合いだから当たり前だと思っていたが、大事な存在だったんだな。日に日に強く思います。何でもっと早くに気づかなかったのかな」と、心の内をこぼしています。
靖子さんに直接伝えられなかった後悔をにじませていましたが、夫婦の固い絆を感じる会見となりました。
夫の立場を最優先にする良妻のお手本
毎日、暑苦しいほどパワフルに活躍しているみのもんたですが、実は奥さんのガンという悩みを抱えていたんですね。それを感じさせない、みのもんたのプロ根性はさすがです。
また、靖子さんの献身的な姿勢には頭が下がります。自分の身体よりも夫の立場を最優先させて、責任感のある仕事を最後まで全うしました。
靖子さんから「夫を立てる妻」の姿を見習うとともに、固い信頼関係で結ばれたふたりがとても羨ましく感じます。
これからみのさんの衣装を見るたびに、ステキな夫婦愛のエピソードを思い出しそうです。
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Written by 浅川有紀
Photo by josemanuelerre