離婚ではなく別居を選ぶことは人によっては大きなメリットがあります。
 
今回は、意外と知られていない別居のメリットをご紹介します。
 

ひとりの時間ができて快適

 

別居にはさまざまなパターンがあります。なかには、夫婦仲は良好なのにも関わらず別居を選ぶ人もいます。
 
最初から別居婚を選ぶ人も少なからずいます。別居婚には大きなメリットがあります。それは、ひとりの時間を大切にでき、自立した関係を築けることです。

子供の名字を変えなくていい

 

夫婦仲が悪くなり、離婚を検討している場合でも、しばらくの間は離婚せずに別居を選ぶ人も少なくありません。
 
子供がいる場合は、とくに離婚には慎重になります。現代の日本では、離婚すれば9割以上の確率で親権は母親が持ちます。
 
女性は男性の名字に変えた人が多いため、離婚してもとの名字に戻ることで、子供の名字が変わってしまいます。
 
学期の途中で名字が変わってしまったら、子供に気苦労をかける可能性が多々あるため、「小学校を卒業するタイミング」など、影響が少なそうな時期に差し掛かるまで離婚を留保する場合があるのです。
 

婚姻費用が受け取れる

 

専業主婦(夫)で離婚を検討している場合、心配なのは、離婚後の経済的問題でしょう。離婚後の仕事が見つかっていないという場合、ひとまず別居をして仕事を探すという方法が有効です。
 
離婚後に仕事を探すよりも、別居しながら仕事を探した方がメリットがあります。というのは、婚姻関係が継続している限り、婚姻費用を夫(妻)から受け取る権利が発生するからです。
 
婚姻費用とは、日常生活をおくるために必要な経費のことで、医療費、交際費、衣食住にまつわる費用などを言います。専業主婦(夫)が家庭にいる場合には、稼ぎ手が婚姻費用を支払う義務があるのです。
 
別居しても、婚姻費用支払いの義務は発生します。そのため、別居中に婚姻費用を受け取りながら自立のための仕事を探すことができるのです。
 
ちなみに、婚姻費用はふたりの年収や会社員か自営業か、によって変わってきます。詳細を知りたい方は、裁判所が公表している養育費算定表を確認してみましょう。
 
ここでは、一例をご紹介しておきます。年収700万円のサラリーマン夫が、年収100万円のパート主婦に支払う必要のある婚姻費用は、月額8万円~10万円程度です。
 
稼ぎ手の年収が高ければ高いほど、婚姻費用は高額になります。

さいごに

 

今回は、離婚せずに別居するメリットについてご紹介しました。離婚を検討している方の参考になれば幸いです。
 
(今来 今/ライター)
 
■結婚と同棲の違いって? どっちがいいかは人によって違います
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