妻に小言ばかりを言われ続けたら、男性は家にいても自分の居場所を感じられなくなるでしょう。
悪いところは注意をしたほうがいいですが、文句ばかりを言うと関係性はおかしくなっていってしまうかもしれません。
そこで今回は、夫が息苦しさを感じるようになる「妻の小言」について紹介します。
「稼ぎが少ない」
「給料が少ないことをちょこちょこと責められるのですが、もうこっちとしては何も言えなくて。頑張ってはいるんですが、そう簡単に給料は上がらないですし…」(20代・男性・営業)
「甲斐性なさすぎ」「稼ぎが少ない」「安月給のくせに」「もっと稼げないの?」
こんな風に自分の稼ぎに対して、文句や嫌味などを言われると、男性のプライドはズタズタにされてしまいます。
生活が苦しいと感じているのなら、こういった言い方ではなく、真剣にどうしていくかを話し合う形にしないと、ただわだかまりが生じるだけですよ。
「ゴロゴロばっかりしてないでよ」
「ちょっとソファで休んでいるだけで『ゴロゴロしないでよ』って言われるんですが、自分だってよくソファで寝てるのに…。理不尽すぎてさすがにイライラしますね」(30代・男性・IT)
夫に部屋でゴロゴロされたら、掃除や洗濯などの家事の邪魔に感じることもあるかも。
だからといって、「ゴロゴロばっかりしてないでよ」とか「邪魔なんだけど」などときつく言いすぎると、与えるダメージが意外と大きいです。
邪魔だと言われると、家の中に居場所がないと感じるようになるので、家に寄りつかなくなってしまう場合だってあり得ますよ。
「○○さんの旦那さんはこうなのに…」
「『○○ちゃんちの旦那さんはすごい』みたいなことをよく言ってくるんですが、それを言われてどうしろというのか。もう聞くのも嫌なので、適当な返事しかしないですね」(30代・男性・建築関係)
「○○さんの旦那さんは子育てに熱心だ」「○○ちゃんちのパパは稼いでる」「○○さんの旦那さんは仕事がデキる」
こういったことは夫婦の会話のなかで何気なく言ってしまいがちですが、男性は地味にダメージを受けているもの。
比べているつもりはなくても、男性は比べられてダメ出しされているような気分になるので、ほかの旦那さんを引き合いに出すのはやめたほうがいいでしょう。
「あなたが悪いんでしょ」
「何かあったらいつも全部俺のせいにしてくる。もう言い返す気にもなれないから、俺が悪いってことでいいよっていう気持ちです」(30代・男性・販売)
トラブルが起こったときに、それをすべて夫のせいにするのはさすがにやりすぎ行為。
「私は悪くない」と強く主張されたら、男性はもう受け入れるしかなくなる場合もあるでしょう。
誰が悪いのかという犯人探しばかりをするのではなく、どう改善していくかに目を向けたほうが、夫婦関係はいい方向に進んでいくはずですよ。
さいごに
一緒にいることに息苦しさや窮屈さを感じると、やはりそこから逃げ出したいという気持ちは芽生えてしまうもの。
そうなる前に、一度じっくりと話し合ってみることも、夫婦としては大切なことでしょう。
(山田周平/ライター)
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