ほかの夫婦と比べたとき、「ああ、うちの妻は……。うちの夫は……。やっぱりうちの夫婦関係はだめだ」とがっかりする人は少なくありません。
今回は、ほかの夫婦をみて、自身の夫婦生活にウンザリした人たちの体験談をご紹介します。
専業主婦なのに夫の稼ぎをしらない
「結婚を機に会社を辞め、専業主婦になりました。夫からは毎月決まった金額を受け取っています。最初はそれが普通だと思ったんですけど、専業主婦の友人に聞いたら、彼女たちが財布の紐を握っていることがわかって、あれ? って感じでした。
夫から受け取る金額は、毎月とりあえず生活できるくらいの金額で、私の買いたいものがあるときは、追加で夫に相談するって形になっています。
だから、気楽に買い物もできないんです。家計管理を任せてほしい、って夫に言ったら、拒否されてしまって、私のこと信用できないのかな、と不信感も募りました。自由にお金を使える友達がうらやましいです」(女性・専業主婦・結婚5年目)
大黒柱プレッシャー
「うちの妻は持病もあり働けません。なので僕が大黒柱になっていて、それは結婚当初からわかっていることなので問題ない、と思っていたのですが、年々、ひとりで妻と子どもの生活費を稼ぐことがキツく感じるようになってきました。
共働きの夫婦を見ると、正直とても羨ましいです。仕事がつらいときは、ひとりだったら辞めているのにな、と妻と子のことを重荷に感じたりもします。実際、ひとりになったらそれはそれで寂しいでしょうけどね」(男性・営業職・結婚10年目)
家事分担が偏りすぎ
「私と夫はともに会社経営をしていて、忙しさは同等レベルです。でも、私が家で仕事をすることも多いことと、私の方が綺麗好きだということもあり、結局家のことは私が9割やっている感じがします。生活費は折半なのに家事分担偏りすぎじゃない? と経営者の友人に指摘されて気づきました。
彼女の家は、夫が掃除好きで料理好きなんです。うらやましすぎる、そういう人と結婚すればよかった、ってちょっと思いました」(女性・会社経営・結婚2年目)
不倫や嘘。信用ができない
「妻は不倫しています。僕も不倫しています。それでも別れないのは子どもがいるからです。ラブラブで信用しあっている夫婦を見ると、こういう夫婦になりたかったな、と思います。
不倫を隠して嘘をついてばかりの僕たちの結婚生活は間違っていると思いますが、今更関係が修復できないんです。修復もできないけれど完全に壊す勇気もない。中途半端な状態です」(男性・美容師・結婚3年目)
完璧な夫婦はどこにもいない
今回は、他人の夫婦を見て、自身の夫婦生活が嫌になった経験のある方に体験談を語っていただきました。
隣の芝は青く見えるし、実際に青いことも多いものです。
しかし、外からは完璧に見える夫婦でも、内実は誰にも言えない秘密や亀裂があるケースだって珍しくありません。完璧を目指しても実現することは困難ですから、今いるふたりで、どうやったらベストな関係を築いけるかをまずは模索するべきです。
また、どうしても幸せになれそうにない関係だと思えたら、関係を解消することもひとつの選択肢でしょう。
(今来 今/ライター)
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