今回は、夫婦喧嘩がきっかけで勢いあまって離婚してしまった女性に、後悔しているか否かを聞いてみました!
夫婦喧嘩で勢い余って離婚した結果ケース1 夫の不倫が発覚!
「夫婦喧嘩のきっかけは夫の不倫でした。
妊活がうまくいかず落ち込んでいた私の気持ちを考えずに不倫をしていたことが許せず、大きな喧嘩に発展しました。
勢いで離婚したあとは、すっきりした気持ちで暮らしていましたが、あとから、後悔した点もあります。
それは、不倫の証拠がはっきりつかめていれば、慰謝料を請求できたのに、という点です。
夫と私では、私の方が収入が多いので、離婚時、財産分与として、まとまった額を夫に払わなければならなかったのも悔しいです。
今からでも不倫の慰謝料は請求できるそうなので、準備を進めていますが、やっぱり同居していた時に比べたら、格段に証拠が掴みにくいんですよね。
不倫で離婚を考えている方は、同居しているうちに、証拠をできるだけ掴んでおいた方がいいと思います。その点だけは、後悔しています」(29歳・薬剤師)
夫婦喧嘩で勢い余って離婚した結果ケース2 髪の毛を掴まれた
「当時、私は専業主婦で、夫は銀行の支店長でした。
夫は仕事のプレッシャーからお酒を大量に飲むようになっていきました。
根は優しい人なんですが、お酒が入ると気が大きくなるようで、ついには、私の髪の毛を掴む、という暴挙にでたんです。
私はその場ですぐに警察に電話しました。警察はすぐにかけつけてくれて、現行犯逮捕することも可能だと言ってくれました。
でも、幼い息子もいたので、すぐに夫を警察につきだす勇気も持てず、逮捕は求めませんでした。その後、夫は猛反省しましたが、一週間後にまたお酒を飲み出したので、さすがに我慢の限界で、喧嘩に発展しました。
その場で、勢いで離婚を決めました。冷静に考えていたら、専業主婦生活の長い私が、息子をひとりで育てていくのは難しいと判断したと思います。
実際、再就職はいばらの道でした。息子のために別れない方がよかったのかもと思ったこともありました。
でも再就職できた今となっては、あのとき、勢いで離婚して本当によかったと思っています」(31歳・メーカー勤務)
夫婦喧嘩で勢い余って離婚! 後悔しないための注意点
今回は、ふたりの女性の離婚エピソードをご紹介しました。
後悔しないためには、離婚後のこともある程度考えておいた方が良さそうです。
とくに相手の不倫が原因の離婚の場合は、同居中に証拠を集めておいた方が良さそうですね。
ただ、後先考えずに勢いで離婚したことが、結果的には正解だったというケースもあります。
DVなどの暴力を受けている場合は、相手と距離をおくことが喫緊の課題となります。
「暴力をふるわれているけれど、離婚したら生活できないかも」と悩んでいる方は、DVシェルターや行政の支援機関、警察などを頼ることも検討してみましょう。
また、弁護士に離婚問題を相談したいけれどお金がない、という方は、法テラスを頼りましょう。
法テラスでは、所得制限を上回らなければ、無料で法律相談が可能です。
今来 今/ライター
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