ケンカするほど仲がいい、とは言いますが、仲のいい夫婦の中にはほどよくケンカをすることでその仲を年々深めている人たちもいます。
同時に「うちはケンカをするとお互い本気になっちゃって、いつも険悪なムード!だからケンカしない」こんなタイプの夫婦もいることでしょう。
この2パターンの違いって、いったいどこから来ているのでしょうか?
秘密は、ケンカのやり方にありました。
ケンカのパターンをまずは見極めて
彼と口論になったとき、勝つのはどちらでしょうか?
いつもきまって一方が勝つ場合、もしかすると離婚の危機に向かっているかもしれません、
たとえば、一方のあきらめが悪く、最後まで言い訳をして自分の意見を変えない場合とか。
たとえば、相手の話にまるで耳を傾けず、自分の主張ばかりしているため、他方が折れてあげているだけの場合とか。
正しいことを言っているのがいつも同じ人で、意見を戦わせた結果お互いに納得して決着がつく。というのであれば問題ありません。
しかし、ケンカをするからにはきちんと相手の話も聞かないと成り立ちませんよね。
カッとなると相手に口をはさむ隙も与えずしゃべってしまう。
こんなタイプの人も要注意ですね。
感情的になると正しいケンカができない?
ついつい熱くなって止まらなくなるのなら、
「ちょっと冷静になりたいから時間をちょうだい」
この一言が言えればOKです!
夫婦の絆を深められる、意見交換ができることでしょう。
きずなが深まる夫婦ゲンカは、激しく言い合っていたとしても、心のどこかには相手を思いやる気持ちがあるものです。
一方的に文句をぶつけていては、ケンカではなく、八つ当たりになってしまいます。
冷静に考えればわかることなのですが、どうしても感情が高ぶるとわからなくなってしまうんですよね。
筆者もそんな失敗をしてきました……
相手を負かそうと悪口をはさんでいませんか?
もう一つ、夫婦の仲を裂く言い争いに発展してしまうケンカの特徴として、悪口が入ってきてしまうというポイントがあります。
たとえば、こちらはいい例です。
「大切なものならすぐしまってよ! 忘れっぽいんだから、気づいたときにやらないとすぐ失くすでしょ」
これが、ただの悪口になると――
「バカなんだから覚えていられないでしょ。さっさとしまってよ!」
相手の欠点を指摘する分には、配偶者としてしてあげられることの一つでもありますから、夫婦仲が壊れるようなことにはならないでしょう。
でも、相手を否定するような言葉を大切な人に使ってしまっては、相手から嫌われてしまっても、文句は言えません。
また、過去のことを引っ張り出して
「あの時もこうだったし、○年前のあれだって。」
と話を広げるのも最小限にとどめるのが吉。
「今その話は関係ないじゃん」
と逆に怒られますからね。
ケンカ後の対応が左右する夫婦仲
激しい口論で、あなたの気分は最悪。
そんなときこそ、夫婦仲立て直しのチャンス!
いったん物理的な距離を取って、気分を落ち着けましょう。
カフェに行って、のんびりするのもいいですね。
そして気持ちが落ち着いたら、少しずつ彼のいいところを思い出して、彼に対する府の感情を打ち消していきましょう。
「ごめんね」と「ありがとう」を伝えたら、彼の好きな食べ物をプレゼントするなどして、いつもより大きな愛情を表現するのです。
きちんと、翌日には遅くとも仲直りするのがポイント。
お互いを想い合う時間を生み出せるケンカになるように、少しずつ心がけていけたら素敵ですね!
(廣瀬伶/ライター)
■結婚後、本当の夫婦になるのは子供ができてから? 「夫婦力」が試される瞬間とは?
■ずっと仲良し! オシドリ夫婦が欠かさない大事な5つの習慣
■夫婦が逆転?53%が「妻が大黒柱」27%が「夫婦の財布は別」