わがままで自分勝手な旦那がある日を境に、恐妻家への変貌を遂げることがあります。
身勝手だった夫を恐妻家に仕立てた「キレ妻」が放った強烈な一言とは、どんな言葉なのでしょうか。
今回は、夫の心を入れ替えさせたある女性のエピソードを紹介します。
自分勝手な夫がある出来事を境に、恐妻家へ
長い交際期間を経て結婚しても、妻に気遣いすることなく、身勝手な発言や行動が目立つ男性っていますよね。
妻が何度言っても、言うことを聞かないのでしょう。
しかしある出来事をきっかけに、身勝手だった旦那が恐妻家へと変貌をとげることもあるのです。
今回は、妻への向き合い方や結婚観が劇的に変わったというKさん(29歳・自営業)にお話を伺いました。
妻への見方が激変した瞬間
「妻とは前職で出会い、親しくなってそのまま結婚に発展しました。
妻は癒し系な女性で、いつも俺の話を静かに聞いているような感じ。
デートでも俺がリードしているし、妻は俺がいないと何もできないような女性だと思います。
しかしとある出来事がきっかけで、妻への見方が完全に変わりました。俺は妻のことを少しも理解できていなかったのではないと思い、妻のことが怖くなったのです。
まだ前の職場で働いていたある夏の夜のこと。
俺の仕事しているのを妻は会社の前で待っていました。
気が利かない俺は妻の近くに忍び寄る存在に気づかず、仕事を続けていたのです。
ようやく仕事が終わって近くのコンビニに寄り、飲み物を買って、当時交際中だった妻のものへ向かいました。
妻は体のラインがほどよくわかるワンピース姿。
遠くから見ても、愛らしかったです。
会社から連絡が来ていないか、一瞬スマホに目を落とした数秒の間に、その事件は起こりました。
俺の斜め後ろに歩いていた男性が、妻のお尻に触ったのです。
ほんの一瞬の出来事だった
妻は何が起こったのか、一瞬理解できなかったようです。
数秒経って、彼氏の目の前で痴漢に遭ったことに気づきました。
「あの人にお尻を触られたの、捕まえて!」
妻が必死に絞り出した小さな声に反応して、俺はその男の胸ぐらにつかみかかりました。
すぐに警察に連絡しようとスマホを出した時、彼女もこちらに向かってきたようです。
顔を上げると、彼女は見たこともないような鬼の形相で、痴漢をしてきた犯人を笑顔で見つめていました。
なぜ笑顔なのか、奇妙に思っていると、彼女がスマホを取り出し、犯人の顔を連写し始めたのです。
ものすごい枚数の写真を連写し、一言。
「もう2度と、社会復帰できないようにしてやる」
そう言って、アニメの中の魔女のように高笑いし、再び連写し続けました。
いつものおとなしい彼女とは想像もつかないような恐ろしい表情。
つい犯人に同情したくなるくらいで、犯人は彼女の笑い声と恐ろしい笑い声を聞いて、へたへたと床に座り込んでしまったのです。
数分後に警察がその場に来た時には、彼女はいつもと同じように警察官へ泣きついていました。
俺が見たのは幻だったのだろうか。
警察官と一緒に交番に向かう途中、彼女は俺の方を振り向き、冷たい笑顔でにっこりしました。
うまく言葉にできないですが、彼女を敵に回すと何か恐ろしいことが起こりそうな気がしました。
さまざまな苦難を乗り越えて、夫婦の絆が深まる
「あの出来事があって、もっと多面的に妻のことを知ろうと思いました」とKさんは笑顔で語ってくれました。
妻を恐れていると言いつつも、どこか嬉しそう。
さまざまな苦難を残り超えて、夫婦の絆が深まるのかもしれませんね。
(番長みるく/ライター)
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