お互い匿名でやり取りしてて、実際に会ったら知り合い同士だった……みたいな話ってしばしば耳にしますよね。
筆者の場合、20代の前半から趣味についてたまに更新するブログをやっているのですが、あるときたまたま同じ趣味を持っている人と仕事の関係で知り合いまして。
で、そこそこ仲良くなったんで男同士で飲むことも増えたんですが、実はその相手というのが、僕のブログにたまにコメントを入れてくれた人だったってことがありました。
世間って狭いなぁと思った次第です。
似たようなベクトルの話は他にも色々あるんでしょうけど、今日はちょっと、タイトルにあるように、マッチングアプリで浮気相手を探したら……という系統の失敗談を紹介していきましょう。
彼女に飽きて浮気相手物色…でも全て見透かされていたケース
こういう話、残念ながら筆者自身は経験したことがなかったんですよね。
で、身の回りにこの手の失敗をした人を探したものの、該当者なし。
困り果てていたところ、本当にギリギリのタイミングでまさにタイトルにある事態ドンピシャの事例を、昔一瞬だけ在籍していた会社の編集者のNさんという女性から教えてもらいました。
Nさん本人の事例ではないのですが、その友人が主役のエピソードです。
友人を仮にGくんと呼ぶとしましょう。
Gくんは30代の営業マン。
明るくて女好きで、彼女もいるものの浮気もそこそこやっていたみたいです。遊び好きだというわけですね。
そんなGくんがあるとき、新興のマッチングアプリに目を向けます。
これまでも出会い系サイトやマッチングアプリを使ってきただけに、手慣れた感じで利用していると、なんとカワイイ女の子からメッセージが。
通常マッチングアプリは男性が能動的に動いて口説く感じのスタイルが多いため、こういう事態は稀。
「これは絶対モノにしなければ」とGくんは前のめりでその女の子とのやり取りを続けて、とうとうデートに漕ぎつけました。
しかもいきなり夜デート。
期待に胸を膨らませながら待ち合わせ場所に向かうGくん。
その片手間で、彼女には「今夜は仕事で泊まりになる」とアリバイのLINEを送ることも忘れませんでした。
彼女からの返信は「はい、了解」というものだったそうです。
まあ、普通の返答ですよね。
待ち合わせ場所にいたのは、鬼のような顔をしたGくんの彼女
ワクワク気分で待ち合わせ場所に到着したGくん。
ちょっとしたプレゼントまで用意していたそうですが、さっそく彼が今夜会う予定の女の子にLINEしてみると、「もうすぐ着くよ」という返事。
ほどなくしてGくんは、背後から声を掛けられました。
振り向くとそこには、怒りをたたえた表情をした、Gくんの彼女。
咄嗟のことで頭が真っ白になったGくんの目の前で、彼女は2台のスマホを見せてきました。ここで彼はすべてを悟ったのでした。
要は彼の浮気癖は、とっくの昔に彼女にバレていたんですよね。
で、彼女はどうにかして尻尾を掴もうと思って思案して、自分が囮になって決定的な証拠をつかもうと考えたわけです。
付き合っているわけだから、Gくんの好みの女性のタイプも分かっているので、その好みに合致するような女性の画像をわざわざ探して、その画像を使ってマッチングアプリのマイページを捏造するほどの凝りよう。
恐らく大勢の男性の中からGくんを特定するのは大変だったはずですが、大抵のマッチングアプリでは顔出しでやってる男性がいますし、住んでいるエリアを絞れば特定は案外容易なのかもしれません。
現にGくんはやられちゃったわけですから。
おわりに
この後、Gくんは彼女に交際解消を宣言され、同時に彼の不義理は洗いざらい周りにバラされたんだとか。
その結果、この話を教えてくれたNさんの知るところともなったというわけです。
浮気相手を物色するためにマッチングアプリを使う男性は少なくありません。
大抵のマッチングアプリは、男性は有料ですので利用する時点でガチなわけですから、興味本位という言い訳が通用するものではないところです。
とはいえ、自分の彼氏がマッチングアプリをスマホにインストールしているかどうかは見抜くのが難しいですよね。
だから大抵の場合、相手が浮気をしていることすら気付いていないのかもしれません。
そういう状況でもしも彼氏が浮気をしてる様子を察知したら、Gくんの元彼女みたいな罠を仕掛けてもいいかもしれませんが、まあ途方もないか(笑)。
(松本ミゾレ/ライター)
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