少し前に流行った「チル」というワード。
「chill out(チルアウト)」が由来となっており、「のんびりする」「まったりする」「落ち着く」などの意味で使われています。
たしかに心身ともにリラックスするのは大事。でもあまりに「チルい」にこだわりすぎて、仕事や人間関係にまで影響を及ぼしていると困るもの。
そこで今回は「怠惰になった彼氏に現実を直視させる方法」をご紹介します。
写真を撮って客観的に見せる
「昔はジムへ行ったり、食にこだわったりして体型をキープしていた彼。だけどコロナ禍となりジムは退会。あまり外出もできず、楽しみが食事しかなくなってしまった。その結果、体重はプラス10㎏増。しかも『いまの時代我慢しすぎもよくないよね~』なんて言い出すように……。
これはもうヤバいと思い、不意打ちの写真を撮って彼に見せました。想像以上にふくよかな自分に驚いたらしく、まずは自宅での筋トレからはじめてくれました」(32歳/一般事務)
一緒に行動に移す
「口では『ダイエットする』と言うけれど、全然行動に移さない彼。なので私から誘い、毎日一緒にウォーキングすることにしました。散歩が習慣化したようで、いまは彼ひとりでランニングもしていますね」(28歳/歯科衛生士)
着飾らず、彼にダメなところを見せる
「もともとロマンチックな部分がある彼は、『チルい』にハマってからますます洋画のようなオシャレな世界観を求めるように。でも現実はそんな綺麗ごとだけで生きていけないですよね。
交際ならともかく、結婚まで考えていた私には死活問題で。悩んだ末、恥ずかしがらずにダメな部分も見せるようにしたんです。最初は驚いたようですが、徐々に現実を受け入れてくれるようになりました」(27歳/住宅)
彼を否定せず、向いていそうなことをすすめる
「彼は意識高い系で、SNSもマメに更新していました。だけど仕事で挫折を味わったことをきっかけに、ふさぎ込むようになってしまったんです。仕事も辞めてしまい、家でダラダラしてばかり。
はじめは見守ろうと思ったのですが、このままじゃラチがあかないなと思って。『マジメだから、もっとコツコツできそうな仕事のほうが向いているんじゃない?』と勧めてみたんです。いまはフォロワー数などは関係ない、彼に合った仕事に就けていますね」(26歳/接客)
彼と同じく怠惰になる
「同棲中の彼は家ではとにかく怠惰で、ソファから一歩も動かないタイプだった。しかも『チル』という言葉が流行ってからは、私が注意しても『いまチル中~』などと開き直る始末。
いままでは何でもやってあげてしまっていたのですが、もう我慢の限界が来て。私も彼と同じように怠惰になってみたんです。どんどん荒れていく部屋を見て焦ったのか、彼も少しずつ家事をやるようになりました」(30歳/教育)
さいごに
「チルい」に走ってしまうのにもそれなりの理由があるよう。
甘えてばかりの彼を見るとつい注意したくなりますが、あまり強く言ってしまうと余計こじらせてしまう可能性があります。
まずはなぜ彼が怠惰になってしまったのか原因を探りつつ、多少なりとも理解することが大事でしょう。
その上で彼の自尊心を傷つけない方法で、うまくいい方向へ導いていきたいですね。
(和/ライター)
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