B型が嫌いなもののひとつが血液型占い。なぜか「わがまま」「自己中」「性格が悪い」というレッテルを貼られてしまうから。
 
しかし、B型が誕生した紀元前1万年頃のルーツをさかのぼってみると、この「わがまま」さがないと生きていけないという理由があったんです。
 
これを知ると、B型のあの人の見方がちょっと変わるかもしれませんよ。

 

B型ってそもそも?

 

日本では人口の約20%を占めるとされているB型。とくに青森県と長野県に多いというデータ(※1)が出ています。
 
そんなB型は、全人類がO型だったとされるクロマニヨン人の時代から、ずっと後の紀元前1万年頃、インドやウラル地方で誕生したと考えられています。
 
アフリカから分散したクロマニヨン人のうち、ヒマラヤ山岳地帯に移動したグループは、もっぱら家畜の肉と乳製品を食べる糧にしていました。
 
「狩猟民族」から「遊牧民族」になっていった彼らの腸内細菌は、乳製品を分解するのに適したものに変化。この体内環境の変化によってB型の人間が生まれたのだそうです。

B型がわがままと言われる理由

 

感染免疫学を専門とし、医学博士の肩書きも持つ藤田紘一郎氏は著書(※2)のなかで「血液型のルーツが少なからず体質・性格にも影響を及ぼしている」と提唱しています。
 
白人種と蒙古人種が移住したインドやウラル地方は、過酷な自然環境におかれていたため、人種間での混血が頻繁に起こっていました。それによりB型は、O型の次に免疫力が強いとされています。
 
そのため、B型の行動はO型と似ているのですが、O型よりも肺炎になりやすかったり、食中毒にかかりやすかったりするようです。ですから、ウイルスなどの感染確率を少しでも下げるために、大勢の人間のなかに入ろうとしなかったのかもしれません。
 
枠にとらわれない自由奔放なB型の性格は、こうしてできあがったのではないかと推察されています。
 
過酷な環境を生きるためには、他人の目など気にしているヒマはありません。いろんな人種が入り混じっているならば、自我を通していかなければ生き残れません。
 
B型のわがままさは、いわば生きる強さだったのだと言えるでしょう。

まとめ

 

今回は科学的な側面から、血液型の性格占いを考えてみました。
 
「血液型で人間を4つの性格に分けるなんてムリ!」という意見はもちろんです。しかし、身体のすみずみまで流れている血液だからこそ、それに性格や体質が左右されてしまうこともじゅうぶんあり得るのではないでしょうか。
 
こんなルーツで誕生したB型。これからはちょっと違った目で、B型のあの人のことを見られるかもしれませんよ。
 
(ライター/かぎあな)
【参考】※1『血液型の話』(著者・古畑種基/岩波新書)、『血液型の科学−かかる病気、かからない病気』(著者・藤田紘一郎/祥伝社新書)
 
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