よく夫はお出かけするとき「エマちゃん〜出かける10分前になったら言って?準備始めるから」と言うんです。
男の人の準備ってほんと早く終わるよね。
「脱いで着て髪ヒゲ歯磨きで終了!」
その点わたしの朝のルーティンと言えば、
寝起きに一杯のお水を飲んで
朝食のバナナ食べて
歯を磨いて
朝の拭き取り化粧水をして
メイクして
ヘアセットして
お洋服のコーディネートに悩み
今日持つバッグに悩み
ピアス・バングル・指輪をつけて
香水吹きかけて、おでかけ。
で、ここでリップとかハンドクリームとか忘れものに気づいて大抵戻る。
こうして文字起こしすると、すごい工程だな(笑)
我ながら、けっこう毎日気合が入ってるほうだと思う。
よく女の子たちからは「エマちゃんは本当に女子力が高い!」と言われるし、たまに嫌味っぽいねーさんなんかからは「毎日すごいね(笑) 手掛けてるね(笑)」なんて言われる。
別にすごくないし!楽しいからやってるのよ!
綺麗でいると、世界が優しくなる
だってお洋服のコーディネートがキマった日ってめっちゃ嬉しくないですか?
キマらなかった日にはどっか適当なZARAにでも入って、アイテム買い直したくなるくらい気になっちゃうし。
メイクは毎日、お洋服や雰囲気によってシャドウ変えたり、リップ変えたりして、色んなキャラの自分を楽しんだり、髪の毛はちゃんとアイロン通してツヤんツヤんのふわんふわんに仕上げたら、なんだかメイクもお洋服もワンランクアップしたみたい。
IKKOさんが「髪は女の額縁」と揶揄したのは言い得て妙である。額によって絵の格が上がるのと一緒ね。
最近はフラットシューズも人気だけど、ヒールをカツカツさせて歩く日には、ファッションショーのランウェイを歩くモデルみたいに歩き姿に気をつけるし、みんなの頭ひとつ抜けた景色もなんだか気持ちいい。
女でいることは手間がかかるけど、その手間の分だけ自分が愛しく思えるし、誰に会っても恥ずかしがることなく、まっすぐ目を見て話せるのは、なによりの自信のあらわれとなるよね。
綺麗にしてるとエスカレーターの前に立ったマダムなんかが「あらあなた綺麗ねえ」とか声掛けてくれたり、ちっちゃな女の子とが「わあ〜お姫様みたい」とか言ってくれる。
男の人は道を譲ってくれたり、傘を忘れた雨の日なんかは「これどうぞ」とか言って傘くれるし。女の人も男の人もまとめて世界が優しくなるの…
そんなこんなだから、綺麗にしてることってやめらんない。
自分のご機嫌にものすごく貢献してくれる。
何か一つでも自分の輝く部分を磨けばいい
人って褒められるとその場所をどんどん伸ばそうとするじゃない。
ネイルがかわいいって言われれば、「じゃあ次どんなデザインにしよう♡」って真剣に考えるし、脚が綺麗だねって言われれば、翌朝もほっそりした足でいれるように面倒なリンパマッサージも頑張れる。
そうして褒めが褒めを呼ぶのってみんなにも経験ない?
全て褒められるようにするのって大変だけど、せめてもの、自分がひとつでも愛でられるところを「毎日一生懸命磨く」のでもいいと思うのです。
例えば「くちびるの形だけは好き!」って思えばリップだけは毎日こまめにリップクリームを塗って、荒れそうになればスクラブして、ハチミツパックして…お洒落な色のリップを楽しんだりプルプルになるグロスを塗る、とか。
そうやって自信がなくなったときや、頑張る女の子でいることに疲れたとき、ひとつだけでもいいから自分のピカピカポイントを見つけて磨けばいい。
自分に諦めたり、もうどうでもよくなったりしたくない。たまにそうなりそうなときがあるけど、なんとかくちびる噛み締めて頑張る。
その頑張りが次の日のわたしのご機嫌に繋がるのだから……。
(エマちゃん/ライター)
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