旦那に不倫を追求し、話し合いをしたミユキ。
しかし旦那はなんと「不倫相手とは別れたくない」と言うのです……。
途方に暮れたミユキは味方になってもらおうと姑に相談したのですが……?
①姑とのLINEのやりとり
朝起きてスマホを見ると、姑からLINEがきていました。
「ミユキさん、おはよう。LINE見ました。リョウがとんでもない迷惑をかけているみたいで本当にごめんなさい」
わたしは心からホッとしました。
良かった、姑が謝ってくれた。1人でもまともな人が味方についてくれれば、もっと旦那とも建設的に話し合いができるはず。
起きてきた旦那は、ひと言も話さず支度し、朝食も食べずに出ていってしまいました。
とても悲しくなりましたが、姑さんと一緒に説得すれば旦那の気持ちは変わるはず……。
旦那が出勤したのを見計らって、わたしは姑にさらに連絡を入れました。
「お義母さんおはようございます。こちらこそ、夫婦の問題をお義母さんに相談してしまってすみません。
お話したとおり、リョウくんは浮気相手の女性と別れるつもりはない、と言っています。
今朝も朝ごはんを食べずに、黙って出ていってしまいました……どうしたらいいのか分かりません」
1分も経たず姑から返信が来ました。
「全くあの子ったら……朝ごはん食べないで行ったの?学生時代は1度も朝ごはん食べずに出かけるなんてさせたことないのに」
……?何だか方向性がおかしくなったような……。
②雲行き怪しい姑とのLINE
「そうですね……最近食べないで出かけることが多いです。不倫相手の女性とモーニングとかも行ってるんですかね」
「モーニング?リョウは朝ご飯は白米と焼き魚、味噌汁と卵焼きが好きなのよ。モーニングなんか行かないわよ」
「そ、そうですね。うちはパンが多いので……。今夜帰ってきたらもう一度リョウくんと話し合ってみようと思います」
「パン?そんなんじゃ栄養つかないんじゃない?赤ちゃん産まれてもそれだけじゃ大きくなれないですよ。」
不倫相談の話のつもりが、いつの間にか求めてもいない栄養相談の話へ……。
何とか姑を味方につける方向で話をまとめなくては。
③わたしの味方はどこにいるの?
「すみません。朝ごはんのメニューは考え直します。でも、朝ごはんをきちんと作れば、不倫やめてくれるのでしょうか?」
「そうじゃないの?リョウのせいばかりにしてはダメ。浮気される方にも原因ってあるのよ。せっかく結婚したのにそんなに雑に扱われたら可哀想だわ、あの子」
姑はもっとマトモな人間だと思っていましたが……大きな間違いでした。
旦那を改めようとするのではなく、不倫された側のわたしにダメ出ししてくるなんて……。
もう姑にも相談できない。おそらくわたしが何を言っても旦那が悪くない、わたしが悪いと言い張るんでしょう。
おなかの子のためにも1人でも戦うしかない。
わたしは、1人で旦那とナツキさんと戦う決意を固めました。
旦那への復讐を決意するミユキ
味方を失ったミユキ。
しかしこのまま泣き寝入りすることはできません。
ミユキは旦那と不倫相手への復讐を決意するのでした……
第7話に続く
(ライター/mashu)
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