第4話では、ミユキが旦那の不倫を暴き話し合いに持ち込みました。
ミユキは、話し合いをすることで旦那が改心してくれると信じ込んでいましたが……?
①リョウの言い分
わたしたちの不倫に関する話し合いは、数時間に及びました。
「ナツキさんとは遊びなんでしょう?誘惑してきたからつい体の浮気しちゃっただけなんだよね?」と問いかけました。
わたしはこの話し合いで旦那が改心し家庭に専念してくれると信じていたため、
「そうなんだ!許してくれ。やり直したい」と旦那が懇願してくる様子を想像しました。
しかし、旦那はポツリとひとこと。
「……ナツキと俺は本気なんだ。」
「なんですって?」
わたしは耳を疑いました。
「ナツキと別れるつもりはない。だって俺たちこんなに本気なんだ。俺たちのやり取りを見てくれ」
旦那は、ナツキさんとのメッセージのやり取りをわたしに見せつけてきました。
②露呈された気持ちの悪い不倫
「リョウくんお仕事お疲れ様」
「ナツキちゃん今日も疲れたよ!」
「癒してあげる」
「ありがとう。ナツキちゃんとのデートとメールが俺の唯一の癒しだよ」
唯一の癒し……?わたしは頭の血管がプチン、と音を立てて切れるのが分かりました。
「ナツキちゃんお疲れ様。最近ムラムラが止まらないよー」
「奥さんに解消してもらったらー?」
「嫁は妊娠して体型変わっちゃって抱く気になれない。ナツキちゃんの体はどんな感じ?」
「わたしよく綺麗な体って言われるよ!写真送ってあげる」
目を覆いたくなるようなナツキの挑発的な写真が旦那に何枚も送られていました。
そしてその写真に喜び興奮してる旦那……。
吐き気がして、勝手に涙も出てきました。
妊婦のわたしには話し合いの気力はもう残っておらず、その日はもう休むことにしました。
③悩むミユキが相談した相手
布団に入って目を瞑るものの、クタクタに疲れているのに眠ることができませんでした。
不倫を反省し心を入れ替えてくれるはず、という期待を裏切られたわたし。
もうすぐ子供も産まれるというのに……。
わたしだけの力で旦那を説得することはできない。
もっと大きな権力を味方につけて、旦那を説得しなくてはいけません。
「そうだ、お義母さんなら……」
わたしは旦那の母に旦那の不貞をすべて話し、一緒に旦那の目を覚まさせてもらおうと思いつきました。
わたしは、姑に旦那の不貞をLINEで報告し、「一緒にリョウくんを説得して欲しい」と結びました。
これで、きっと親として旦那の不貞を謝罪し、味方になってくれるはず……。
わたしは安堵して眠りにつきました。
次の日、朝起きると早朝に姑からLINEの返信がきていました。
姑に旦那の不貞を報告したミユキ。姑の反応とは?
「不倫相手とは別れたくない」と言い放ち、完全に不倫脳となってしまった旦那。
旦那を改心させるべく、姑を味方につけようとしたミユキですが姑の反応はいかに……?第6話に続く
(ライター/mashu)
■サレ妻が体験した家庭崩壊のリアル――真面目なはずの旦那がまさかの不倫 第4話
■「浮気なら許す……だが不倫はダメだ」そう言っていた妻が実は不倫をしていた恐怖エピソード
■どうしても抜け出せない…「不倫」がやめられない女性の原因は?