忘れられない甘い経験、みなさんはありますか?
 
今回は、ある男の、甘く、淡い、そして、寂しい恋の物語をご紹介。
儚い恋の一ページを、一緒に観ていきましょう。
 

出会いは高校時代

 

彼女と初めて出会ったのは、高校生の頃、アルバイト先のコンビニでした。
今思えば彼女も若いですが、高校生の私にとって20代前半の彼女は、大人の女性という印象を受けたのです。
 
口数は少なく笑顔がステキで仕事に真面目な彼女に、私は好感を持ちましたが、それは、特別な感情ではなく、ただの職場の仲間という感覚だったのでしょう。
高校生ですから、男と女の感覚と言うのは、まだ早すぎたのかもしれません。

彼女の送迎が運命の転機

 

アルバイト先と家とを、原付バイクで通うのが日課だったのですが、たまに母親の車で送迎をしてもらうこともありました。と言うのも、アルバイト時間が17時から深夜の24時までで、高校生ですから本当はダメなのですが、特別に頼み込んで、夜遅くまでアルバイトをさせてもらっていたからです。
 
ちょうどその日も、たまたま母親にアルバイト先まで送ってもらった日でしたが、アルバイトの時間もそろそろ終わりという時分、彼女が「送ってあげる」と申し出てくれたのです。
 
私の母親も大変だろうからということでしたし、勿論、その言葉に他意はなかったでしょう。もしかすると、彼女にとって私は可愛い年下クンだったのかもしれませんが、私も何か、送ってもらうことが、とても特別なことに思えたのです。
それに、今思えば、それが転機だったのでしょう。

車内で……

 

実のところ、その日の送迎は何もなく、普通に家に送ってもらっただけでしたが、それ以来、私がアルバイト先まで母親に送ってもらった日は、彼女が送り届けるというのが、常になりました。
 
そんなある日、いつものように彼女に家まで送ってもらっている最中、彼女が少し話そうと言ってきたのです。
 
彼女は別のコンビニの広い駐車場の、できるだけ人目につかないところに車を停め、私たちは沈黙と談笑が続く、高校生の私にとっては、何とも不思議で、何とも甘美な、淡い時間の中にいました。
 
何を話しているのか、時がどれほど経ったのか、それすらもわからない、その空虚な時の中、彼女の囁くような「キスしていい?」という声が、私の耳に、脳に、髄に流れてきたのです。空虚な時が一瞬にして私をこの世に戻し、何も見えていなかった色のない風景に色が戻ったのです。
 
それでもまだ私は、うなずいただけだったのか、「いいよ」と言ったのか、それすらも曖昧で、心臓のいやに激しい鼓動だけを頼りに、生きている実感を得ていました。
 
私に覆いかぶさる彼女、私はその瞬間に身が固まり震えました。恐怖とも違う、身をゆだねていいかを決めかねている子犬のそれとも違う、腰に力が入らない独特の感覚に、私自身驚いていたのです。
 
そんな私の様子を見て、彼女は優しく微笑みました。
そして彼女は、私の唇に優しく唇を重ね、腰の砕けた私を優しく抱きしめては、また唇を重ね、微笑んだのです。
 
後編に続く
 
(瀬戸 樹/ライター)
 
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