恋に必要なのは少しの背伸び!身の丈に合った恋愛は成長しない

 by 南美希子


男女関係とはずばり、合わせ鏡のようなものである。

つまり、恋人同士とはうまくしたもんで、まるで鏡に映したように、お互い現在の自分の身の丈に合っているということだ。

はたから見ると片方がえらい玉の輿に乗ったように見えても、ふたりの知性・品性・感性のバランスはおそらく同等なのだ。
外から見るとは美女と野獣のようなカップルであっても、内容的にはぴったりフィットしているから一緒にいられるのだ。

男と女は合わせ鏡!少しの背伸びがいい男を呼ぶ

自分を磨き上げ(勿論内面的にも外見もだが)、常に上を目指そうと努力する女性のところにはいいオトコが寄ってくるものだ。

その反対に向上心のない女性は、たとえ美人であっても男運に恵まれない。
身の丈に満足せず、等身大以上を目指そうとする女性は自分自身が成長するばかりではなく、合わせ鏡である。

恋人であるオトコも、あらゆる意味でより上の存在を捕まえられる可能性をもっているのだ。

切磋琢磨という言葉があるように、自分だけでは伸びきれなかった部分を彼と共に成長することだってできるのだ。
向上心はおのれのためだけではない。
良きパートナーを見つけるうえでも大切なのだ。

以下の例は、決してある特定の人物のことを指しているわけではない。
酷似した話を知っていても、一般論として聞いて欲しいのだけれど……。

話題作り、あるいは現状打破、あるいは結婚でもしようというデモシカ結婚のために、あえて格下の相手と結婚した女性がいたとしよう。

実は、男女関係とは合わせ鏡であるから、彼はその時の彼女にとってふさわしい相手であり、一緒に成長できる可能性だって十分あったにもかかわらず、彼女の中では結婚相手が常に格下という思いが消えない。

収入だって彼の方が下。
たったそれだけのことなのに、どんな時も彼のことを見下さずにはいられない。
なんで私にこのオトコなの!?
いつもそう思っているうち、彼女は浮気に走る。
しかも浮気の中でも最低な、自宅に浮気相手を連れ込むというやり方で……。

合わせ鏡の法則を知らない、最も不幸で愚かな結末だ。
格下を選びたくなければ、自分自身が向上すればいいのだ。

よしんば、格下でも本気で惚れた相手と結婚し、若い二人がともに成長すればいいのだ。

相手を嘆く前に、まず自分が変わろうではないか。

南美希子プロフィール


南 美希子
司会者、エッセイスト。
東京生まれ。
元祖女子アナ。
聖心女子大学3年生のときアナウンサー試験に合格。
テレビ朝日のアナウンサーを経て独立。
田中康夫氏との「OHエルくらぶ」、三宅裕司氏との「EXテレビ」などで司会をつとめる。
光文社のJJに「お嫁に行くまでの女磨き」、VERYに「40歳からの子育て」を長年にわたって連載し、熱烈な支持を受ける。
現在もワイドショーのコメンテーターやシンポジウムのコーディネーター、トークショー、講演、執筆などで活躍中。
化粧品「フォークイーンズ」の開発や美容医療情報のフリーマガジン「MITAME」の編集長もつとめる。
講談社「グラマラス」では「LOVE握力」というタイトルのブログエッセイを連載中。
近著に「オバサンになりたくない!」「美女のナイショの毛の話」(ともに幻冬舎文庫)がある。

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