「大人の女」ってどんな女?長く男に愛される為に自立すべき理由

 by 南美希子


大人の女性の条件はズバリ、自分で自分の落とし前がつけられるということだ。

失敗しても、決して他人のせいにしない。

潔く自分自身で責任がとれる。

いざという時、矢面に立って戦える。

これができなくて、どうして大人のいいオンナと言えるだろうか。

「大人のいいオンナ」は愛される!

しかし世間的には誤解があって、自立した女性=大人の女性みたいに思いこまれている。

確かに経済的に自立し、自分で自分の生活の一切合財の面倒をみているというのは大人の女性の条件のように思われがちだ。

ところが、自活していても大人の女性ではない人は案外多い。

反対に、経済的には夫に養われていても、いざという時矢面に立って凛々しく戦える女性だっている。

自活していることと自立していることとは決してイコールではないのだ。

仕事でそこそこのポジションにいて、経済的にも自活している女性の中にも、いざという時にとんだ逃げ口上で責任逃れをしようとする人がいる。

「そのあたりは上司と相談してみます。私一人では決済できないので……。」

サラリーマンだったら当然のことだろうけれど、いつも自分が世界を動かしているような強気なことを言っておいて、いざ情勢が悪くなると決して自分で責任をとろうとしない。

常に逃げ道を用意しておく。

これは大人の女性のやり方ではない。

また自分はブランド物で着飾って、後輩にお茶一杯おごろうとはしない、出張の時お土産一つ買ってこない……。

こういうメンタリティーの持ち主も大人の女性とは断じて言えない。

大人の女性とは強いだけでなく、他人に対しての温かさ・包容力を持ち合わせた人のことをいうのだ。

男が男を張って生きることがしんどいように、女が女を張って生きていくのも決して楽ではないのだ。

たとえ主婦であっても、いざというときには自分で決断でき、腹をくくって夫を説得できる大人の女性がいるかと思うと、贈り物一つ選ぶのにも、「パパに聞いてみるわ」という女性がいて、思わず口をあんぐりあけてしまう。

あなたの意志はどこにあるのですか?あなたの価値観はどこにあるのですか?……と。

こういう人は成人女性と呼ぶべきであって、大人の女性とは言わない。

恋愛における大人のオンナの流儀

大人の女性は恋愛に関しても自分で落とし前をつけられるものだ。

好きになったのは自分の責任。たとえ何があってもこの人を愛さずにはいられない。

そんな覚悟をもって恋愛に臨むのが大人の女性なのだ。

人に何か言われても、「人を真剣に好きになってどこが悪いんですか?」

いざとなればそう開き直れるくらいの強さを大人の女性は持っているものだ。

勿論大人の女性だって失恋すればつらいのは同じだ。

でも、悲嘆にくれてばかりはいない。

苦しい恋愛のつまずきから何かを学び、また新しい恋に挑もうとする。

古い恋には執着しない。

使い捨てのコンタクトを捨てるように、終わった恋は潔く捨てる。

それが大人の女性の流儀なのだ。

南美希子プロフィール


南 美希子
司会者、エッセイスト。
東京生まれ。
元祖女子アナ。
聖心女子大学3年生のときアナウンサー試験に合格。
テレビ朝日のアナウンサーを経て独立。
田中康夫氏との「OHエルくらぶ」、三宅裕司氏との「EXテレビ」などで司会をつとめる。
光文社のJJに「お嫁に行くまでの女磨き」、VERYに「40歳からの子育て」を長年にわたって連載し、熱烈な支持を受ける。
現在もワイドショーのコメンテーターやシンポジウムのコーディネーター、トークショー、講演、執筆などで活躍中。
化粧品「フォークイーンズ」の開発や美容医療情報のフリーマガジン「MITAME」の編集長もつとめる。
講談社「グラマラス」では「LOVE握力」というタイトルのブログエッセイを連載中。
近著に「オバサンになりたくない!」「美女のナイショの毛の話」(ともに幻冬舎文庫)がある。

恋愛・美容エッセイスト|南美希子オフィシャルフェイスブックページ

Written by 南美希子
Photo by modelsfrance