賢人が浮気について語ると、どことなく美学を感じてしまうからさすがです。
●その1:不倫はロマンティック
「不倫してる男は無責任だから 女にロマンティックなことを言うよ」(リリー・フランキー/作家)
○なるほど、これは逆説的に、女はロマンティックな言葉が欲しくて不倫する、とも言えますね。
●その2:だまされる幸せ
「愛する人に本当のことを言われるよりも、だまされているほうがまだ幸せなときがある」(ラ・ロシュフーコー/モラリスト文学者)
○「本当のことを知りたい」と思っているうちは、お子様の恋愛なんですかね。
●その3:男の浮気心
「男にとっては今日一日だけの浮気心にすぎないものに、女はその一生を賭ける」(モーリアック/作家)
○結婚も、男にとっては墓場でも、女にとっては人生の輝かしいスタートなんでしょう。
●その4:彼が夕食に遅れる理由
「彼が夕食に遅れるときは、浮気しているか、死んで道端に転がっているかのどっちかなのよ。道端でくたばっているほうがいいといつも思ったわ」(ジェシカ・タンディ/女優)
○浮気しているか、死んでいるか。究極の2択に女の強さを感じます。
●その5:愛をかきたてるもの
「安定は愛を殺し、不安は愛をかきたてる」(マルセル・プルースト/作家)
○たしかに、危うさや罪悪感がスパイスとなって燃え上がることもあるかも……。
●その6:男が思う「愛」とは
「愛とは、この女が、他の女とは違うという幻想である」(メンケン/ジャーナリスト)
○男性のシビアな本音。幻想と言い切られてしまったら、もう、なんも言えねぇ……。
●その7:本当の愛情が生まれるとき
「魅力あるもの、キレイな花に心を惹かれるのは、誰でもできる。だけど、色あせたものを捨てないのは努力がいる。色のあせるとき、本当の愛情が生まれる」(遠藤周作/作家)
○ここまでいけば、お釈迦様のように悟りが開けそうですね。
●その8:不貞が絆になることもある
「自分の不貞だけが夫との間にまだ残されている唯一の絆になっている女たちがいる」(ギトリ/劇作家・俳優)
○これもかなり深い境地に達していますね。それを「絆」と呼ぶには、あまりにも恐ろし過ぎます。
●その9:男たちが嘆く理由
「たいていの男たちは、誰も彼らの妻をかっさらってくれないことを嘆く」(フリードリヒ・ニーチェ/哲学者)
○きみまろさんが、哲学者風に語るとこんな感じでしょうか。
●その10:ヴァイオリニストのように
「ヴァイオリニストが同じ音楽を演奏するのにいくつかのヴァイオリンを必要とするといわれているように、男は四六時中、ひとりの女を愛し得ないのも理に適っている」(オノレ・ド・バルザック/作家)
○こうかしこまって言われると、「そうかも」と納得してしまうところでしたが、男が勝手に浮気を正当化しているだけ!
浮気をされたことのある女性にとっては「なにキレイにまとめてんねん!」と、ツッ込みどころ満載でしょうけど、さすが歴史に名を残す偉人たちの名言は一味違いますねぇ〜と感心してしまいました。
美輪明宏さんが、著書『地獄を極楽にする方法』(主婦と生活社)のなかで、不倫していた夫に正論を振りかざす妻に対し、「世の中には健全な魅力だけではない」と諭し、「良くできた妻に欠けている、不健全な魅力を愛人に求めているのだ」と解答していました。「男はみんな浮気するもの、許してあげて」なんて陳腐な答えでないことに、奥の深さを感じてしまいますね。
甘い蜜の味を知ってしまったら、さらなる深みに溺れてしまうのが浮気というもの。それだけの覚悟と努力ができるものだけが許される禁断の扉ということを、くれぐれもお忘れなきよう。
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