年齢を重ねても大人になれない女性たちへ…潔く生きるということ

by 南美希子

2013年06月19日 16:00


単に年を重ねれば素敵な大人の女性になれると思ったら大間違いである。

年を重ねるということは、誰しも経験を重ねることである。

経験を重ねてもそこから何も学ばない人。
経験を重ね、ズルさだけ学び取る人。
経験を重ねても、自分で決断できない人。
周りを見渡すと男女と問わずそんな人も少なくなく、
そういう人は素敵な大人の女性とはいいがたい。

人が生きていくということは、常に自分で自分の落とし前をつけて生きていくことである。

自分で自分の落とし前をつける、潔い生き方

何事も人のせいにしない。
最終決断は必ず自分で下す。
いったん決めたことは決して後悔しない。
どんなつらいことも身体全体で受け止める。

落とし前をつけるとはつまりこういうことなのだ。

しかし、言うは易し。
これらを実行するには半端な覚悟ではやっていけない。

勿論、苦難の波をかぶらない人生なんてこの世にありえない。
人生はあざなえる縄の如しとはよく言ったもので、仕事も恋愛も経済的なことも、すべて順調、一度も転んだことがないという人はこの世に存在しないと思ってもいいだろう。

しかし、うまくいっているときは、案外その人の本質が見えにくい。
何か困難に直面したとき、その人間の本性がわかるものだ。

失敗をおかしたとき。
恋愛で手痛い目にあったとき。
誰かに裏切られたとき。

責任転嫁に走る人は必ずいる。
企業のトップにでさえこういう人がいるものだ。
自分の責任には目を向けないで誰かに、何かのせいにする人。
また、裏切られると、とことん復讐に走る人もいる。
よくよく考えれば裏切った人間と付き合おうと思ったのも自分自身ではなかったのか……。

自分にも人を見る目がなかったとは絶対思わず、相手だけを恨んで仕返しのことばかり考えているようでは落とし前をつける人生からは程遠い。

失敗から学び、それ以上のことは綺麗さっぱり忘れてしまう。
それこそが落とし前をつけられる生き方なのである。

まだ若いから許されると思ってズルズル甘えていると、いつしか落とし前をつける覚悟からどんどん遠のいてしまうものだ。

例えば、落とし前のつけ方を知らないまま結婚してしまい、その結婚生活が居心地のいいものだと、すべての責任は主人にあります、困ったことは主人に聞いてくださいということになる。

たとえブランド物で着飾っていても、こういう女性は大人のいい女とはいいがたい。

経験とともに潔さを積み上げていこう

勿論長い人生、自分の身一つでは抱えきれないこともいっぱい出てくるだろう。
誰かにすがって、支えてもらっていかないと人は生きていけない弱い存在でもある。

しかし、自らの運命を決して恨まない潔さ、いざという時自分で決断できる潔さ、ズルさとは無縁の潔さ。

大人の素敵な女性は「潔さ」の集積でできあがっていくものだと思うのだ。



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南美希子プロフィール


南 美希子
司会者、エッセイスト。
東京生まれ。
元祖女子アナ。
聖心女子大学3年生のときアナウンサー試験に合格。
テレビ朝日のアナウンサーを経て独立。
田中康夫氏との「OHエルくらぶ」、三宅裕司氏との「EXテレビ」などで司会をつとめる。
光文社のJJに「お嫁に行くまでの女磨き」、VERYに「40歳からの子育て」を長年にわたって連載し、熱烈な支持を受ける。
現在もワイドショーのコメンテーターやシンポジウムのコーディネーター、トークショー、講演、執筆などで活躍中。
化粧品「フォークイーンズ」の開発や美容医療情報のフリーマガジン「MITAME」の編集長もつとめる。
講談社「グラマラス」では「LOVE握力」というタイトルのブログエッセイを連載中。
近著に「オバサンになりたくない!」「美女のナイショの毛の話」(ともに幻冬舎文庫)がある。

恋愛・美容エッセイスト|南美希子オフィシャルフェイスブックページ

Written by 南美希子
Photo by Michael Benatar

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