「成人の自覚がない」が51%!意識の低い若者が増えている理由

 by 溝野こねこ

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ニートが60万人、親と同居している18歳〜34歳が70.3%。いい大人なのにアニメやゲームに夢中で、「独りが楽だから」と言って結婚しようとしない。
こんな成人が増えていますが、果たしてこれは本当に“成人”と言えるのでしょうか?
実際にある調査で、51%の成人が「まだ成人に達している自覚がない」と回答し、その理由が研究者によって分析されました。

アメリカでは親から援助を受けている若者が63%

アメリカのクラーク大学が18歳から29歳の男女1,029人にアンケート調査を行ったところ、そのうちの51%は「成人に達している自覚がない」と回答しました。
(※州法によって違いはありますが、アメリカでは18歳を成人としている州が多い)

なんだか頼りない結果ですね。なぜこんなにも成人の意識が低い若者が増えているのでしょうか?

調査では、成人するにあたって重要だと思うことはなにかという質問に対し36%が「自分の言動の責任が重たくなること」と回答し、さらに30%は「経済的に自立すること」と回答しています。

米新聞『USA Today』によると、18から24歳の男女63%が親から金銭的な支援を受けているということも分かっています。また、クラーク大の調査では、52%の若者が「毎日、またはほとんど毎日親と接している」と回答。そして34%は「親が自分の人生に必要以上に関わっている」とも感じているそうです。これでは“責任”や“自立”には程遠い状況です。

これらの原因は、アメリカの不況による雇用市場の低迷であると指摘されています。職がなかったら、責任を負うような立場は限られていますし、経済的に自立することは難しいですよね。これらが若者の自立と経済的な安定を欠如させ、心理的に「成人に達していない」と感じさせてしまう要因になっているようです。

クラーク大の調査では、成人した若者の56%が「頻繁に将来への不安を感じる」と述べ、33%は「ときどきうつ状態になる」と回答しています。

日本ではニートが60万人、親と同居が70%

これらはアメリカの状況でしたが、日本ではどうでしょうか?

日本の15歳〜24歳の失業率は9.4%、25歳〜34歳の失業率は6.2%。前世代平均の4.6%と比べてかなり上がっています。ニート(15〜34歳の非労働力人口)の数はおよそ60万人と言われています。(※2)

さらに国立社会保障・人口問題研究所の調査(※3)では、18歳〜34歳の親との同居率は70.3%でした。

日本もかなりヤバい数字ですね。責任感の薄い若者が増えてしまうのもムリのない話なのかもしれません。経済的自立や親からの干渉を断ち、本当に大人になったと言えるのは何歳からなのでしょうか。

あなたは大人になった自覚、ありますか?


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(参考)
【New Clark Poll: 18- to 29-year-olds are traditional about roles in sex, marriage and raising children | Clark News Hub】
http://news.clarku.edu/news/2012/08/07/new-clark-poll-18-to-29-year-olds-are-traditional-about-roles-in-sex-marriage-and-raising-children/  

(※2)【若者雇用関連データ|厚生労働省】
http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/01/tp0127-2/12.html 

(※3)【第13回出生動向基本調査/国立社会保障・人口問題研究所】
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou13_s/chapter4.html


Written by 溝野こねこ
Photo by allie holzman