太った人の友だちは太った人

「肥満は感染する」そんなことが、本当にありえるのでしょうか?とても信じられる話ではありません。

しかし、世間を見渡してみると、太っている人は太っている人と友だち付合いをしているような、太っている人がいる家庭には他にも太っている人がいるような、そんな気がしませんか?

たしかに、わたしの女友だちも、太った彼氏と付き合いだしてからというもの、確実にプクプクと太っていっています。

よくある話ですよね。…と、いうことは、「肥満は感染する」という話はあながち間違いではないのかもしれません。

あなたの体重増加は周りの人の影響!

人の体重増加に関して、アメリカの大学でおもしろい研究が行われているようです。ハーバード大学のジェームス・ファウラー氏とカリフォルニア大学サンディエゴ校のニコラス・クリスタキス氏は、32年ものあいだ、友だちや家族のつながりがある1万2067人の体重を測定し続けました。

すると、なんと、「体重の増加は、周りの人の体重に影響を受ける」とういう結論にたどりついたのだとか。

他の実験では、「太っている人を見たあとは、より多くのカロリーを摂取する傾向が高い」という結果も出ているようです。

つまり、私たちは人の食べる量を見てから自分の食べる量を決めているということなのでしょう。

研究では他にも、太っている友だちを持つと57%、太っている兄弟姉妹を持つと40%、太っている結婚相手を持つと37%も太ってしまう可能性が高くなるということが分かったのだとか。

さらに、同性の友だちや姉妹兄弟ほうが、異性の場合よりも体重の増加に影響を与えているというのです。

自分の体重が周りの人の体重に影響を受けているだなんて、周りを見る目が少し変わってしまいますよね。

太っている人の近くにいるということは、太っている人と似たような食事や生活をしている可能性が高いということですから、自分の体重が増加してしまうのも当然のことなのかもしれません。もしも、自分と仲のいい友だちが太っていたら、その友だちが毎回大食いをしていたら、自分はどういう行動をとるのでしょうか。太ってしまっても「このくらい大丈夫」と、食事の量が多すぎても「このくらい普通だよね」と、無意識のうちに、自分の周り人を基準にして判断をしてしまうのです。

私たちは、自分のことは自分で決めていると思い込んでいるだけで、実際には想像以上に周りの人からの影響を受けています。

自分の基準を作るときには、無意識に、目の前にいる人たちをもとにしているのです。

「類は友を呼ぶ」に逆らって痩せる

気が合う人や似たような人は自然とあつまる、昔から「類は友を呼ぶ」といいますが、私たちはつい無意識に自分と似た人たちとばかり付き合ってしまいます。

いま自分が太っているのは周りの人の影響が大きいのかもしれない、それならば、思い切っていまいるコミュニティから飛び出してみましょう!

もちろん、いまの友だちとの付き合いをやめろというわけではなく、自分のなりたい体型に近い人たちがいるコミュニティに顔を出す機会を増やしてみましょう、ということです。

私たちが持つ意志の力というのは自分が思っているよりもかなり弱いものですから、いまのままつらいダイエットを続けていくより、思い切って自分の環境を変える努力をした方がストレスなく自然に痩せることができるのではないでしょうか。

「環境を変える努力する」のは「ただ痩せる努力をする」より、かしこい選択なのかもしれませんね。

いかがでしょうか?残念ながら、肥満は感染するというショッキングな事実は研究で証明されているのです。

あなたもまわりから「肥満」をうつされないよう気をつけましょう。