サーチュイン遺伝子で若返り?老化を防ぐ魔法の長寿遺伝子とは

 by Gow!Magazine編集部


サーチュイン遺伝子とは、1999年にマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ教授が発見した「活性酸素の除去」「老化の抑制」などに関連する長寿遺伝子。
現在研究がすすめられ、老化防止効果だけではなく、ダイエット、がんの抑制などさまざまな効果があるとされています。

健康に良いのはもちろん、さまざまな美容効果も期待できるそう。各化粧品や健康食品メーカーもサーチュイン遺伝子に着目しているようです。
今回は、「若返り」が期待できるサーチュイン遺伝子の可能性について紹介していきます。

アンチエイジングの要!サーチュイン遺伝子がもたらす効果とは

【サーチュイン遺伝子って何?】

「サーチュイン遺伝子」は、細胞を修復するタンパク質を活性化させると言われています。細胞が活動するためのエネルギーをつくり出す発電所のような役割の「ミトコンドリア」を制御する機能もあるので、生命維持に必要なエネルギー量を調節することもできるそうです。
このように、サーチュイン遺伝子は、老化をコントロールする司令官のような存在と言えるでしょう。
参考:富士フイルムヘルスケア未来研究所
http://info.fujifilm.co.jp/healthcare/resveratrol/2-2.html



【細胞レベルで働きかけるサーチュイン遺伝子】

健康な人でも1日に5000個のがん細胞が生まれています。そのがん化した細胞と戦い、やつけてくれるのが免疫細胞です。
老化していくとともに、免疫細胞が誤作動をおこすようになり、がん細胞と戦えなくなります。この細胞の誤作動を修正してくれるのが、サーチュイン遺伝子なのです。
同時にガンの原因である活性酸素の発生を抑制する働きもあることが分かりました。活性酸素は「体のサビ」とも言われていて、老化の原因でもあります。
サーチュイン遺伝子は、ガンを防ぐのはもちろんですが、アンチエイジングには欠かせないものとなりそうですね。
参考:@DIME「毎日5000個作られる癌細胞をすべて撃退するサーチュイン遺伝子とは」
http://dime.jp/genre/99427/



【お肌のエイジングケアのも効果あり!?】

28日周期で新しい肌が生まれる「ターンオーバー」は美肌になるための重要なポイント。
20代のうちは28日で正常にターンオーバーが行われますが、30代で40日、40代で55日と、年齢を重ねると肌の生まれ変わるサイクルが遅くなります。「しわ」「たるみ」「くすみ」「しみ」が気になる人は、ターンオーバーがきちんとできていない証拠。
サーチュイン遺伝子は、老化の原因に細胞が働きかけ、皮膚細胞のターンオーバーを整える効果があるようです。
誰もが抱えているエイジングの悩みに働きかけてくる夢のような遺伝子ですね。
参考:アンチエイジングの神様「サーチュイン遺伝子を活性化するスイッチ!最新のエイジングケア」
http://antiaging.akicomp.com/?p=873

サーチュイン遺伝子のスイッチをOFFからONへ

【なぜ、サーチュイン遺伝子はそもそもOFFなのか?】

サーチュイン遺伝子は、大人から子供までだれもが持っているものですが、残念なことに、たいていの人はスイッチがOFFになっている状況なのだとか。
というのも、サーチュイン遺伝子は、ある程度飢餓状態になると活性化するようにできていているからです。

これは人類のたどってきた歴史が遺伝子に刻まれていることが関係しています。人類の歴史のほとんどは飢餓状態のため、栄養不足が続いても生き延びられるために備わった遺伝子だと考えられています。
しかし、現在は、飽食の世の中…ということでサーチュイン遺伝子の出番がないので、スイッチがOFFのままになっています。
それでは、休眠状態のサーチュイン遺伝子をONにするためには何をしたらいいのでしょうか。


【サーチュイン遺伝子のスイッチONにする方法】

サーチュイン遺伝子を活性化させるためには、カロリー摂取量を必要とされる分の70%に制限し、何週間か空腹状態を保ち続けることです。「腹八分目」とよく言われますが、科学的な根拠があったのが驚きです。
1週間もすると、顔や足のむくみ、疲労感がなくなり、頭がさえるなんて報告もあるようです。

ここで注意なのが、摂取カロリーを極端に減らさないこと!
50%を切ると、体内時計と自律神経が乱れ、リバウンドしやすい体になる危険性があります。
また、1度でもカロリーオーバーしてしまうと、スイッチが速攻OFFになってしまうのも難点。「摂取カロリーの微調整を続けるのは難しい!」という方は次の方法を試してみるのもいいかもしれません。
参考:@DIME「毎日5000個作られる癌細胞をすべて撃退するサーチュイン遺伝子とは」
http://dime.jp/genre/99427/



【サーチュイン遺伝子を活性化させる「サーフード」】

「サーフード」とは、サーチュイン遺伝子を活性化させる「サーチュイン活性物質」を多く含む食べ物のこと。
サーフードを食事に取り入れることにより、「食欲が抑えられる」「脂肪が燃焼する」「筋肉が形成される」などダイエット効果があるとされています。
日本食の代表的な食べ物である「お豆腐・味噌汁・緑茶」やその他「オリーブ・リンゴ・玉ねぎ・ココア・パセリ」など多くの食べ物がサーフードとされています。

脂肪燃焼するだけではなく、運動をほとんどしなくても筋肉が作られていくのはうれしいポイント!
リバウンドしにくいダイエット食として重宝しそうですね。
参考:マイナビニュース「サートフード」でリバウンドなしのダイエット!?
http://news.mynavi.jp/news/2016/06/14/171/



【最新研究で話題のNMN】

人間だけではなく、動物の体内にもともとある「ニコチンアミド・モノヌクレアチド」、通称「NMN」がサーチュイン遺伝子を活性化させる作用があることが判明。
NMNは、老化による臓器の衰えを抑える効果がありますが、老化と共に減少していくことも分かっています。
研究が進み、安全性が確保できれば、積極的に摂取したいものですね。米ワシントン大学と慶応大学が国内で行う臨床実験の結果に期待が高まります。
参考:ギズモード「夢の若返り薬「NMN」がついに人体実験へ」
http://www.gizmodo.jp/2016/06/nmn.html

参考:All About初の臨床研究へ、老化抑制物質ニコチンアミド・モノヌクレオチドとは
http://news.allabout.co.jp/articles/c/464495/



「若返り」というキーワードで、世間に注目されているサーチュイン遺伝子。研究機関も人体実験の段階まで進んでいます。
とはいってもまだまだ未知な部分が多いため、賛否両論もありますが、臨床試験で効果が証明されたら、本当に効果があるエイジングケア商品を手にできる日が来るかもしれません。
今後の展開に注目です!

Written by Gow! Magazine編集部